耳鼻科の病気
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うつ病治療を応用した「認知行動療法」
難聴は音の伝わり方が障害される「伝音難聴」、音を感じる能力が障害される「感音難聴」、その両方に問題がある「混合難聴」の3つに大別できます。 耳鳴りを訴える患者さんは難聴を患っているケースが多…
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耳鳴りは難聴を伴うことが多い
耳鳴りとは、明らかな音がない状態なのに音を感じる感覚を指し、耳鳴(じめい)ともいいます。 人口の10~15%が経験するといわれていますが、そのうちの20%程度が重い耳鳴りに苦しんでいるといわ…
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鼻クソの正しいほじり方
みなさん、鼻クソの正体がゴミの塊だということをご存じですか。空気にはさまざまなゴミが含まれていて、体の中に入らないようなさまざまな工夫がなされています。 そのひとつが鼻毛であり、ネバネバした…
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歯科インプラントに耳鼻科医の出番あり
今回は歯科インプラントにおける耳鼻咽喉科の役割についてお話ししましょう。 インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。心臓のペースメーカー、人工内耳、人工関節などはいずれもインプ…
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歯科との連携が必要なケース
耳鼻咽喉科と歯科は治療分野も似通っており耳鼻咽喉科の専門医として歯科との連携が必要だと思っています。 その一例が歯性上顎洞炎の治療です。 その説明の前に、まずは顔の中心から左右2対、…
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飛行機の中で耳が痛くならない方法
ゴールデンウイークに旅行を計画されている方の中に、“飛行機だと耳が痛くなるので乗らないようにしている”という方がいます。恐らくは、航空性中耳炎を経験したことがあるのでしょう。 航空性中耳炎は…
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補聴器選びを医師に相談するメリット
難聴で受診された方で、よく聞こえる耳なのに高額な補聴器をつけている方に出会うことがあります。経験の浅い店員さんしかいない補聴器取扱店で補聴器を買うと、このように聴力に問題のない耳に補聴器をつけてしま…
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花粉症「重症化」するのはこれから
日本気象協会の2015年春の花粉飛散予測(第4報)ではスギ花粉のピークは過ぎ去ったようです。“今年はあまりひどいことにならずに済んでよかった”と、胸をなで下ろしている人もいるでしょうが、油断してはい…
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新たなジェネリック薬
「オーソライズドジェネリック」という言葉をご存じでしょうか。 オーソライズとは「認可する」「許可する」「権限や権威を与える」という意味です。 ジェネリックはもともと「ノーブランド」「汎…
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鼻水を「かむ」「すする」リスク
花粉症で鼻がグズグズして、鼻水が止まらない。そんなとき、鼻をやたらにかむ人がいますが、やり方に気をつけましょう。鼻をかむときは、必ず片方ずつかみます。両方一気にかむと、細菌やウイルスのいる鼻水を中耳…
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耳管開放症 鼻をすすってはいけない
先週に引き続き、耳と鼻をつなぐ耳管が開きっぱなしになる「耳管開放症」のお話です。 「耳がキーンとする」「耳に水が詰まったような不快感がある」などの症状が出るこの病気は、その多くが自然と治ります…
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耳管開放症 妊娠や避妊ピルでも発症する
「耳がキーンとする」「自分の声や呼吸音が聞こえてうっとうしい」「耳に水が詰まったような不快感がある」 そんなあなたは耳管開放症かもしれません。 耳管は耳の鼓膜の奥の中耳と、鼻の奥の上咽…
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耳の穴はやたらと刺激してはいけない
“耳に水が入り中耳炎になった”と訴える患者さんがよく来院されます。 この訴えは多くの場合、間違いです。中耳炎は鼓膜の奥の炎症です。健康な人は、まず鼓膜の奥に水は入ってきません。 患者さ…
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正しい耳の掃除法
耳そうじをしていて、耳の中を傷つけてしまったことはありませんか。耳の中は非常にデリケート。正しいお手入れ法を紹介しましょう。 耳の穴の入り口から鼓膜までの筒状の部分を「外耳道」といい、耳そう…
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インフルエンザ 4つのハイリスク群
インフルエンザで肺炎などを併発し重症化する可能性の高いグループをハイリスクグループといい、予防接種が勧奨されています。具体的には次の方々です。 ●高齢の方(65歳以上) ●基礎疾患を持つ方(…
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変異しやすく感染力が強いインフルエンザウイルスが大流行
例年より早めに流行が始まったインフルエンザですが、患者数はまだかなり多い状態です。 インフルエンザはウイルスによる感染症で、ウイルスの構造の違いによりA型、B型、C型の3つに大別されます。流…
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アレルギー性鼻炎はレーザーかラジオ波か
先週もお話ししましたが、日本では、花粉症などのアレルギー性鼻炎の手術といえばレーザー手術が一般的です。ところが米国では 「高周波ラジオ波」による治療が普及しています。 これは高周波ラジオ波…
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花粉症の鼻づまりを手術で治す
花粉症の自覚症状は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどがありますが、深刻なのは鼻づまりでしょう。 長引くと、頭がボーッとしてきて集中力や思考力を低下させたり、よく眠れなくなったりして、日常生活の質も…
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スギ花粉の新薬 今から飲んでも大丈夫?
もうしばらくするとスギ花粉症のシーズンに突入します。今年は、関西地区は昨年より花粉の飛散が少なく、関東地区は多いといわれています。皆さんの所はどうでしょうか。 今年最大のトピックスは、発売延…