“特別枠”で4年ぶり紅白 小林幸子の涙ぐましい「二正面作戦」
迷走していたNHK「紅白」の司会・出演者が26日夜に発表され、小林幸子(61)の「特別企画」枠での出演が決まった。個人事務所社長との喧嘩別れなどのトラブルイメージから、33回連続出場していた紅白から落選したのは2012年のこと。4年ぶりの復帰となるが、この間の小林の努力は涙ぐましいものだった。
「年末カウントダウンライブをニコニコ生放送で配信したり、同人誌の販売で知られるコミックマーケットでCDを手売りしたり、今年3月にはプロレスデビューしてボブ・サップにフォール勝ちしたり……。周囲が“何を目指しているのか”とハラハラするぐらい、むしろオタクの若者をターゲットにして活動していました」(音楽記者)
目玉を探していたNHKも、そうした“話題性”に目を付けたのかもしれないが、奇麗ごとだけで済まないのが日本の芸能界。裏ではこんなウワサも流れている。
「音楽関係者や興行関係者にとって“育ての親”からの独立は絶対的タブーですから、小林も徹底的に干されました。それでも当初は騒動の当事者でもあった夫を前面に立ててコンサートを開こうとしましたが、いかんせん興行関係者の協力が得られず、客を集められなかった。予定していたコンサートが次々中止になる中で、ついに小林側も白旗を揚げ、かつて所属していた老舗プロダクションからベテランスタッフを迎え入れたのです。“若者路線”を従来のスタッフに任せる一方、新たに迎えたベテランを通じて業界関係者への根回しを済ませるという二正面作戦で、晴れて『紅白復帰』となったのです」(事情通)
もっとも、今回は若者路線の「特別企画」枠。NHK紅白公式サイトの紹介文でも<「ラスボス」と呼ばれカリスマ的な人気を誇る小林幸子が、今年の紅白で、ネットカルチャーと融合し、どんな進化形“小林幸子”を魅せてくれるのか!?>と、なんだか色物扱いだ。完全復活はまだ先か。