「下町ロケット」演技光る 吉川晃司の新境地と芸能界最強伝説
高視聴率を続ける連続ドラマ「下町ロケット」(TBS系)で、「渋カッコイイ」と高評価を受けている俳優・吉川晃司(50)。阿部寛演じる下町の町工場社長と敵対する巨大企業の部長役を熱演、同局連続ドラマは初出演だ。
2年前の高視聴率ドラマ「半沢直樹」と同一スタッフによる作品のキーパーソンになる。オールバックの銀髪にスーツをビシッと着こなしたエリート部長。緩急自在の達者な悪役ぶりが光る。
「いい芝居してますね。キャスティングでは阿部、杉良太郎に次ぐ3番手。重要な役どころをきっちりこなしてみせた。1話では町工場の社長だった父親と阿部をオーバーラップさせ、阿部とその会社を全否定するシーンの連続だったが、3話では夢を追いかける阿部の情熱と彼を支える社員の熱い思いにふれ、思わず会社に背く決断をしてしまう難しいシーンを演じた。圧倒的な存在感と長い人生経験に裏打ちされた演技力を駆使、阿部の熱血演技と堂々わたりあっていた。脱帽ものです」(テレビ雑誌記者)
広島の進学高校を中退して上京。1984年、デビュー映画で初主演作の「すかんぴんウォーク」で「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。自身の歌う主題歌「モニカ」が大ヒットした。