桧山珠美
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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

高岡早紀にタジタジの松本人志…悪者にされる「酒飲みの番組」にグッとくる!

公開日: 更新日:

 緊急事態宣言が解除され、ようやく飲食店での飲酒も解禁されたと思ったら、「2人以内」だの「午後7時まで」(東京都の場合)だのと制限がつけられ、蛇の生殺し状態。一体いつになったら全面解禁になるのか。しかも、庶民には酒宴を我慢させておいて、五輪会場ではOKなどとアホなことを言い出し、猛反発を食らうありさま。

 そんなわけで、酒席が純粋に羨ましく、酒飲み番組につい目がいってしまう今日この頃。まずは「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)。ゲストと酌み交わしながら、軽~いトークを嗜む番組で、「すべらない話」のような緊張感もなく、酒の勢いで思わぬ話が出るのもいい。

 先週は松本の両脇に千鳥大悟とノブ、ゲストは高岡早紀、風間俊介藤田ニコル。松本(ハイボール3杯目)、ノブ(ビール・ハイボール3杯目)、大悟(麦焼酎ソーダ割り3杯目)と出演者の名前の横にこれまでに飲んだ酒の種類と杯数が出るのだが、これがなかなか興味深い。

 たとえば、松本も千鳥も同じ3杯目から、吉本の先輩後輩の掟のようなものを感じる。先輩にペースを合わせることが身についているのでは。

 ちなみに、高岡はシャンパン2杯目、Creepy NutsDJ松永はカルーアミルク3杯目とそれぞれのお好みもわかる。

 この回で面白かったのは高岡を紹介する際「嫌いな人はいないですよね、高岡さんは」と松本が言うと、「でも、松本さん、私のこと嫌いなの。嫌いって言われた気がするもん」と高岡。「それは逆なんじゃないんですか」とヘラヘラする松本に、「そんな子供みたいなやつ、要らないです」と高岡。「すっげえくるじゃん」と松本がノブに助けを求めていた。

TOKIO松岡昌宏と博多大吉が本気飲み

 次に、「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)は、本来ならば酒場を飲み歩くのだが、このご時世、オススメ酒場から取り寄せたおつまみをスタジオでいただくテークアウト家飲みスタイルに。TOKIO松岡昌宏博多大吉が自然体で本気飲みするのがツボ。松岡のその辺のあんちゃんと飲んでいるような気さくさがツボ。

 4月から一軒家を借り切って「夜会ハウス」という家飲み企画になった「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)。先週は今田耕司がこだわりのレモンサワーを披露していたが、そのおいしそうなこと。

吉田類が酒場放浪できますように

 酒飲み番組といえば気になるのが「吉田類の酒場放浪記」(BS-TBS)。先日、確認したら、なんと吉田類がおうちでキャンプ飲みしていてぶっ飛んだ。吉田類とキャンプ、なんともミスマッチ。やはり、吉田類は酒場のカウンターにいてこそ。一刻も早く酒場を放浪できますように。 

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