“セパ5位対決”で先勝の阪神 楽天に絶対負けられないワケ
くしくも5位同士の戦いは、まずは阪神に軍配があがった。
阪神は初回、福留の適時打で先制すると、五回にゴメスの2ランで加点。打線の中軸が機能すれば、先発岩田も楽天打線を3安打に抑え、4年ぶりの完封勝ちを収めた。
打者の手元で微妙に変化する球で楽天打線を翻弄した岩田について和田監督は、「今日はテンポが良かった。あんな投手はパ・リーグには少ないと思う。相手が慣れる前に試合が終わったという感じ」と語った。
この対戦カード、阪神には負けられないワケがある。
今季の阪神の年俸総額は約33億7300万円。12球団では上から3番目の高給チームだ。一方の楽天は22億4500万円で12球団中11位。阪神より11億円以上も安い。
一方、この日無得点に終わった楽天打線のクリーンアップの給料を見ると、3番松井稼は1億6000万円、5番枡田は3500万円。4番中川にいたってはたったの630万円。もっと高給取りのサラリーマンだって少なくない。楽天のクリーンアップは3人合わせても2億130万円にしかならない。