シート打撃で好投も…ベイ今永「勘違いするとダメになる」
主力をキリキリ舞いさせても、慢心はない。
15日に行ったシート打撃に今永昇太(22)が登板。ロペス、梶谷、黒羽根、松本、柴田、飛雄馬の6人と対戦し、1安打3三振。梶谷を内角チェンジアップで空振り三振に抑えたときは、ナインの間からも驚嘆の声が上がったほどだ。
今永は「(捕手の)嶺井さんのサイン通りに投げただけです」と淡々とこう言った。
「良いか悪いかで言えば良い結果ですが、これで満足はできない。今日は出来過ぎですよ。欲を言うならば2球、悔しいボールがあった。梶谷さんを1ボール、2ストライクに追い込んだ直後、逆方向にファウルを打たれた球。(もうひとつは)ロペスにファウルにされたチェンジアップです。結果的には打ち損じですが、甘いボール。もし、これがシーズン中だったら? という、もったいないボールです。特に梶谷さんへの1球は『せっかく追い込んだのに』と、ベンチに与えるダメージも大きい。周りはナイスピッチングと褒めてくれますが、実際はそうじゃないんです」
大卒とはいえ、ルーキーらしからぬ冷静さと分析力。もともとの性格もあろうが、そうあるべきと努力もしている。今永は「僕は勘違いするとダメになってしまう性格なんです」と、苦笑いしてこう続ける。