キーマン梶谷開幕アウトも大丈夫 今季のベイは投手陣牽引
開幕直前に悪いニュースだ。17日、キャンプ中に左脇腹の肉離れで離脱したDeNAの梶谷隆幸(27)が開幕に間に合わないことが、高田GMによって明らかにされた。
梶谷はラミレス体制となった今季のキーマン。走攻守でレベルが高く、2番に置くことで攻撃野球を展開したいと考えていた。
昨年は、筒香、梶谷を中心としたリーグ屈指の打線が前半戦の快進撃を牽引したわけだが、ある横浜OBは、「昨年よりも打線の破壊力は落ちるものの、投手陣は昨年よりもいい。そんなに大崩れすることはないと思う」と言って、こう続ける。
「先発は開幕投手の山口をはじめ、ドラ1左腕の今永(駒大)、井納、久保康、モスコーソは確定。6番手をペトリック、三嶋が争う構図で、先発ローテが6人揃って開幕を迎えるのは近年にはなかったこと。大ベテランの三浦が入る余地がないほどだ。中でも、今永に対する他球団の評価は非常に高い。ボールのキレ、コントロールを見ても、1年目から2ケタは勝つとみる者は多い」
オープン戦とはいえ、16日現在のDeNAのチーム防御率は2.12。救援陣を見ても、抑えの山崎康をはじめ、右が三上、長田、須田、左が田中、福地とそれなりの安定感がある。春先は投手の状態が良いチームが走りやすい。
昨年の4月末時点では、巨人が1位でヤクルトが2位。防御率は巨人が2.68、ヤクルトが1.94。ちなみに3位だったDeNAは打撃こそ好調だったが、防御率は3.68だった。