川淵会長“独裁”に反旗まで バスケ協会に燻ぶる新たな火種

公開日: 更新日:

 日本バスケットボール協会(JBA)の川淵三郎会長(79)への批判が高まっている。

 JBAは25日に都内で評議員会を開き、川淵会長の退任と現副会長で元バレーボール全日本代表の三屋裕子氏(57)の会長就任が承認される。門外漢のサッカー出身者からバレーボール出身者に協会トップの座が移譲されることにもってきて、この新人事が内定した3月の評議員会後には川淵会長が「院政を敷きます」と堂々と宣言。名誉職ではなく発言力のある新設ポストに就任することも明らかになり、これがバスケットボール関係者の不満に油を注いだ。

 20日には、76年モントリオール五輪の男子日本代表メンバーを中心とする「一般社団法人 日本バスケットボール推進協議会」(谷口正朋会長)が都内で会見を開き、協会新体制の人事案に猛反発。日本サッカー協会専務理事時代に大きくセクハラ疑惑が報じられた田中道博氏が新たな専務理事候補になっていることに、「疑惑は晴れていない。考えられない人事」と非難した。

■役員給与が3倍増

 川淵独裁体制、組織の私物化――そんな批判が出ている中、改めて日本バスケットボール推進協議会が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇