川淵会長“独裁”に反旗まで バスケ協会に燻ぶる新たな火種

公開日: 更新日:

人事の問題だけではありません。例えば協会は2月にチーム加盟料をそれまでの1万円から1万2000円に、競技者登録料を1000円から1200円に増額し、コーチ登録料、審判登録料もそれぞれ改定しました。これだけで年間12億円超が集まることになりますが、18年度からはさらに競技者登録料を今の倍の2000円に値上げすることを決めています。競技者登録は小学校3年生以上が対象で、大きな負担増になる。一般管理費の財源確保と競技環境を充実させるための基盤づくりと言っていますが、その一方で4月には役員給与も改定しています。それまでの月額70万円を120万円にアップすることを決め、さらに6月25日の評議員会でそれを上限250万円まで増額することを承認しようとしています。小学生を含む競技者に大きな負担増を強いておいて、矢継ぎ早の手続きで役員給与の上限を一気に3倍以上も上げようというのです」

 登録料の値上げは、大幅にアップする役員給与を捻出するためではないか、との疑念まで出てきているのだ。

 男子代表は来月4日からセルビアで行われる世界最終予選にリオ五輪出場の望みをつなぐが、肝心の代表強化策にも問題があるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇