川淵会長“独裁”に反旗まで バスケ協会に燻ぶる新たな火種

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人事の問題だけではありません。例えば協会は2月にチーム加盟料をそれまでの1万円から1万2000円に、競技者登録料を1000円から1200円に増額し、コーチ登録料、審判登録料もそれぞれ改定しました。これだけで年間12億円超が集まることになりますが、18年度からはさらに競技者登録料を今の倍の2000円に値上げすることを決めています。競技者登録は小学校3年生以上が対象で、大きな負担増になる。一般管理費の財源確保と競技環境を充実させるための基盤づくりと言っていますが、その一方で4月には役員給与も改定しています。それまでの月額70万円を120万円にアップすることを決め、さらに6月25日の評議員会でそれを上限250万円まで増額することを承認しようとしています。小学生を含む競技者に大きな負担増を強いておいて、矢継ぎ早の手続きで役員給与の上限を一気に3倍以上も上げようというのです」

 登録料の値上げは、大幅にアップする役員給与を捻出するためではないか、との疑念まで出てきているのだ。

 男子代表は来月4日からセルビアで行われる世界最終予選にリオ五輪出場の望みをつなぐが、肝心の代表強化策にも問題があるという。

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