1日5食の“突貫工事”も…女子75kg級・渡利璃穏は初戦敗退
メダルラッシュの波に乗れなかった。
リオ五輪レスリング女子75キロ級の渡利璃穏(24)は、初戦の2回戦で14年世界選手権2位の地元ブラジル選手アリーネ・ダシルバフェレイラに3-4で敗れた。
1年前までは63キロ級でリオを目指すも、大学の後輩・川井梨紗子に負けた。ところが、2階級上の75キロ級だけ代表の座が空席だったため、1日5食以上をノルマにするきつい体重増に励み、今年の五輪アジア予選に優勝。五輪キップを手にした。体格で劣るため、組まずにタックルでポイントを取りたかったが、第2ピリオドでは投げを食らった。
「ここで勝つためにやってきた。勝ちきれず悔しい。(自分も)金メダルを取って帰りたいと思ってたの……情けないです」
無理やり食べての急造代表では勝てるほど五輪は甘くないのか……。
▽レスリング女子75キロ級2回戦
ダシルバフェレイラ(ブラジル) 4―3 渡利璃穏