家賃60万円の「負の遺産」…ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエアが競技団体の重荷に

“負のレガシー”…（Ｃ）日刊ゲンダイ

　各競技団体の重荷になっているようだ。60を超える団体が入居するジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア（新宿区）のことだ。

　地上14階、地下1階からなるこの巨大ビルは岸記念体育会館に代わる新拠点として、総工費170億円をかけて2019年に建設されたが……。

「1カ月の家賃は約60万円。コロナ禍で事業活動が大幅に縮小され、資金繰りに苦しむ中、今年は五輪開催に伴い国から多額の強化費を得られたが、今後は家賃を払うだけで精いっぱいです」（某競技団体幹部）

　負のレガシーは競技施設だけではない。