株式会社BIG UNIT社長 橋本太郎(4)Uber Eatsの月400万円がコロナの窮地を救った

公開日: 更新日:

株式会社BIG UNIT社長 橋本太郎(36歳/横浜・現DeNA)

 起業から7年目の2020年、コロナ禍に突入。飲食業界が大打撃を受けた。「BEEFMAN(ビーフマン)」六本木本店も営業自粛に追い込まれた。

 このピンチを支えたのが焼き肉弁当だった。

「もともとテレビ局などから、週3回ほど100個単位の注文を頂いていました。ロケ弁は1つ1200円。コロナ禍でも注文してくださり、本当にありがたい収入源でした。営業自粛の時期に、思い切って店の改修もしました。それまで大谷翔平選手やDeNA三浦大輔監督らがよく通ってくださり、そのたびに『個室があればなぁ』と言われていました。どうせなら、この際だから全席個室にしよう、と」

 コロナ禍で急速に普及したウーバーイーツも経営を大きく支えた。橋本氏は世界のトレンドを掴むために、毎年のように渡米して、情報収集していた。そこでウーバーイーツの存在を知り、2016年から日本で同サービスが始まるとすぐに業務提携を結んだ。

「日本上陸初期のウーバーはシェア拡大に積極的だったので、かなり安い手数料で契約できました。コロナ禍でのウーバーの売り上げは月300万~400万円ほど。飲食店激戦区の港区でマクドナルドに次ぐ売り上げ2位を達成した月もあります。コロナ禍以降に契約したらと思うとゾッとしますよ」

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