中日・ロドリゲスに嗚呼亡命騒動 戦力大幅ダウンの球団はトランプ前大統領が恨めしい!

公開日: 更新日:

「電話が全然つながらない……」

 中日の加藤球団代表がこう言って頭を抱えると、立浪監督も「いてくれないと困る人が現状いない。どこの監督もそうだと思うが、勝ってるゲームをひっくり返されるのが一番厳しい」と、険しい表情だ。

 29日、昨季の最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得し、WBCでキューバ代表入りしていたジャリエル・ロドリゲス(26)が予定されていた来日便をドタキャン。複数の米メディアはメジャーと契約するために亡命した可能性が高いと報じた。すでにドミニカ共和国入りしたとの情報もある。

 中日は2月、キューバ政府を通じて、この右腕と今季から新たに2億円の2年契約(推定)を結んだ。中日は以前に亡命した選手と同様、制限選手として、MLBやNPBなどの球団と契約できないようにすることも検討。キューバ政府もロドリゲスに1000万ドル(約13億円)の違約金を要求すると息巻いているが、もはや手の打ちようはないのではないか。

 仮に中日がロドリゲスを制限選手にしたところで、過去のケースを見るとその期間はせいぜい今季いっぱい。そんなことはロドリゲスも想定済みだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?