宮崎紘一
著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

日本男子ツアーに欠けるディベート力と発信力 グローバル化の波に乗り遅れた理由

公開日: 更新日:

 先月、欧州DPワールドツアーとの初の共催大会「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」がPGM石岡GC(茨城)で行われた。

 大会はISPSが特別協賛し、「日本ツアーは国際競争に乗り遅れ、そのため世界ランキングポイントが極端に低く、世界を目指す若者のチャンスを阻んでいる」ことを以前から憂いていたISPS半田晴久会長が、ポイントの高い国際的な大会を日本で開いて、若手プロを後押ししようとスポンサーになっている。

 その目的通り、同大会は試合格付けともいえるオフィシャル・ワールド・ゴルフランキングのフィールドレーティングが日本一高い111.776ポイントになり、わが国で最も権威のある大会として知られる日本オープンの49.233ポイントよりも高くなった。

 また優勝者に与えられるポイントは日本オープンの8.5ポイントに対し、19.224ポイントが付与された。約2倍半だ。ちなみにマスターズなどメジャー4大会に優勝すれば100ポイントを獲得できる。

 日本ツアーに配分されるポイントは世界の主要ツアーに比べて、問題にならないほど低いことがわかる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今