東京五輪
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家賃60万円の「負の遺産」…ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエアが競技団体の重荷に
各競技団体の重荷になっているようだ。60を超える団体が入居するジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア(新宿区)のことだ。 地上14階、地下1階からなるこの巨大ビルは岸記念体育会館に代わる新拠点として、総工費170億円をか...
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東京五輪メダルラッシュの「光と影」2競技団体で起きていた“内紛事件”
今夏の東京五輪は母国開催のアドバンテージを生かし、史上最多の27個の金メダルを獲得した。しかし、そのウラでは選手と競技団体との間でいくつかの内紛事件が起きていた。 五輪ではそれなりにメダリストを輩出している、某屋外競技の日本...
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DeNA今季最下位なのに大盤振る舞いのナゼ…ウラには東京五輪が?
DeNAがこのオフ、今季最下位に低迷したにもかかわらず、積極的にカネを投資している。 国内FA権を取得した宮崎と6年12億円プラス出来高で契約すると、助っ人のオースティンとも3年総額8.5億円の大盤振る舞い。年俸5000万円...
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東京五輪・パラの経費は1兆4530億円、追加公費ナシなんて誰が信じるのか
まだ隠していないか。 東京五輪・パラリンピック組織委員会の年内最後の理事会が22日、都内で開かれ、橋本聖子会長は冒頭の挨拶で「厳しい状況でも大会開催という公約を守り、後世に残せたことは日本の国際的評価にとっても良かった」とい...
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選手のただの駒 もはや政治ゲームと化した五輪の無意味
中国政府による新疆ウイグル自治区などでの人権侵害を理由に、来年2月の北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交ボイコット」。米国の6日の決定は予想されたものだったが、8日、豪州も追随。モリソン首相は豪の人権問題提起を中国側が取り合わな...
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「30年札幌冬季五輪」橋本聖子氏は招致に躍起…安倍元首相が組織委会長の仰天プランまで
2030年冬季五輪・パラリンピックの札幌招致計画が本格化してきた。札幌市が先月29日に大会概要案を公表。既存施設の有効活用や式典の簡略化などで、開催経費をこれまでの試算の3100億~3700億円から、2800億~3000億円へと最大...
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<6>興味すらなかったのに…私とスケートをめぐり合わせたスーパー転校生
日本ハムの新監督に新庄剛志さんが就任し、北海道が盛り上がっている。まあ、同じ北海道とはいっても、私の出身は斜里郡清里町。札幌からは車で5時間もかかる。北海道はでっかいどう、だ。 彼とは学年が同じなので言動や行動はとても気にな...
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<5>初の海外合宿を前に先輩がズッコケた「パスポートってなんですか?」
連日、眞子さんと小室圭さんの結婚の話題が報道されている。ニューヨークでの新生活に向けて、国際免許取得とパスポートやビザの手続きをしているらしい。 そんなニュースを見ていて思い出すのは、初めて海外に行ったときのこと。私は社会人...
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<4>小平奈緒や高木美帆らのトップ選手活躍の裏で気がかりな「次世代の空洞化」
気温もグッと下がった先週末、スピードスケートシーズンが開幕。女子は小平奈緒選手や高木美帆選手が安定した滑りを見せていた。ここからW杯、そして北京五輪へと続いていく。 メダルや記録を狙えるトップ選手が多くいる一方、気がかりなこ...
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<3>自民党から2度の政界進出オファー「お茶だけ飲んで帰った」
ニュースは総選挙の話題一色だが、実は私にも過去、政界進出のオファーがあった。 それも2度。最初は1998年の長野五輪で銅メダルを取った後、参院選を控えていたタイミングで、自民党からの出馬を打診された。 2016年にお...
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<2>東京五輪組織委会長で時の人に…私が知っている「聖子さん」の思い出
東京五輪・パラリンピックが終わった9月、組織委員会会長の橋本聖子さん(57)と会う機会があった。聖子さんとは家族ぐるみの付き合い。お子さんのお祝いの席で少し話をした。 「開会式と閉会式のスピーチ、良かったですよ~。あの文章、本...
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呪い解けない東京五輪「メダルの金メッキ剥がれ」訴え相次ぐ…製造した造幣局に原因を聞いた
もしかしたら、あのメダルも……。 名古屋市の河村たかし市長(72)が、表敬訪問に訪れた東京五輪女子ソフトボール日本代表の後藤希友選手(20)の金メダルに突然、しゃぶりついた“噛み付き事件”で、日本オリンピック委員会(JOC)...
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ご立派な「負の遺産」を残した東京五輪 ウソを重ね招致した為政者たちは何を誇れるのか
東京オリンピックに次いで、パラリンピックも閉幕した。精いっぱいの成果を出された選手と運営スタッフの皆さんには敬意を表したいが、この大会が日本に何を残したのか。試合を楽しみ、選手たちの勇姿に励まされた人も多いかもしれない。しかし、国民...
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ボクシング女子フライ級「銅」並木月海<3>幼なじみの天才キックボクサー名須川天心に瞬殺された過去
千葉の実家から往復5時間かけて通った花咲徳栄時代は27戦全勝で3年間無敗。しかし、卒業後に進んだ自衛隊体育学校では全日本選手権で2年連続準決勝敗退。壁にぶち当たった社会人2年目、矢田圭一コーチの就任でボクシングに対する意識が変わった...
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1個数十万円の最高ランクも! テレ朝局員がピンバッジ“転売ヤー”になったワケ
ピンバッジ愛好家の間では「プレミア」として注目されていたらしい。 テレビ朝日のスポーツ局所属の局員が、自社で製作した東京五輪関係者用のピンバッジをネット上で転売し、多額の利益を得ていた――と22日発売の「週刊文春」が報じてい...
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ボクシング女子フライ級「銅」並木月海<2>「ボクシングの五輪グッズは売り切れで買えませんでした」
女子ボクシングは発展途上。日本は特にそれが顕著で、いわゆるマイナースポーツに甘んじている。なぜなのか。 ■「どれだけ注目を維持できるか」 「やっぱり女子ボクシングの試合を見る機会が少ないことが一番かなと思います。試合で海...
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ボクシング女子フライ級「銅」並木月海<1>「あの発言で女子ボクシング自体がまだまだだったんだなと思った」
日本ボクシング女子は出場自体が五輪史上初のことだった。 初戦から快勝を続けるも準決勝での判定はポイント負け。銅メダルとなるが、表彰式では満面の笑みを見せた。 「(準決勝で)負けた瞬間はもちろん悔しくて、銅メダルは自分が...
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柔道男子100キロ級「金」団体混合「銀」ウルフアロン<4>メディアに引っ張りダコの今こそ柔道の普及を
東京五輪を制し、史上8人目の3冠(全日本選手権、世界選手権、五輪)を達成した。大会直後のメダリスト会見で100キロ超級への転向を示唆したが、2024年パリ五輪は現階級で挑むつもりだという。 「もし100キロ超級に転向するなら、...
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柔道男子100キロ級「金」団体混合「銀」ウルフアロン<3>リハビリと練習で1日200キロを大移動した
「これだけは絶対に妥協しませんでした」 大会3カ月前からスタミナ強化のために走り込みを始めたウルフが振り返る。 「自宅から3キロほど離れた山まで走っていって、そこにある長い階段でダッシュを10本。どれだけ疲労がたまってい...
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柔道男子100キロ級「金」団体混合「銀」ウルフアロン<2>「試合が何分続いてもいいと思ってました」
7月29日。いよいよ決戦の日。トーナメント表のシードの8人を見て、決勝の相手がチョ・グハム(韓国)になると予測していた。 「チョは2019年の世界選手権で負けた苦手な選手。重点的に分析をしたし、延長戦にもつれることも想定済みで...
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柔道男子100キロ級「金」団体混合「銀」ウルフアロン<1>過酷な減量の中身「日本代表で一番際どいやり方」
韓国のチョ・グハムを大内刈りで破ると、突き上げた両拳を震わせながらガッツポーズした。大きな瞳から涙がこぼれた。7月29日。男子100キロ級で延長5分35秒の激闘の末、五輪初の金メダルを掴んだ。 「勝ったことで、これまでやってき...
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アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<4>五輪3連覇・野村忠宏氏との邂逅で「パリ金」の決意が芽生えた
7月26日に男子団体で日本史上初となる銅メダルを獲得した翌日は午前中からメディア対応に追われた。28日からは個人戦が控えていたが、 「その日の午後は雨だったので練習場に行けず、気持ちに浮つきもありました。しかし、『1つ持って帰...
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アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<3>12年ロンドン五輪銀の失敗を生かした準決勝敗退の瞬間
ランキングラウンドを64人中46位で終え、絶望と悔しさで夜を明かして迎えた7月24日の朝。 古川を救ったのは妻の一言だった。 「電話で『あんまり眠れなかった』と伝えたら、『私も眠れなかったよ』と言ったのです。この言葉を...
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アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<2>レジェンドを狂わせた大会直前の1カ月間
「これまでに経験したことがない、最悪の滑り出しでした」 2004年のアテネ五輪から5大会連続出場となった古川は、トーナメントの組み合わせを決める初日の「ランキングラウンド」で、まさかの46位。試合中はパニック状態に陥っていた。...
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2030年冬季五輪招致に動く札幌市に聞いた「市民感情はついてくると思いますか?」
噴飯した国民も大勢いたのではないか。 東京五輪・パラリンピックの全日程終了から一夜明けた6日午前、大会組織委員会の橋本聖子会長(56)が都内で総括会見を行った。 その中で、現在、2030年冬季五輪の招致活動をする北海...
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セ・パ優勝争いを混沌とさせる東京五輪後遺症…巨人、オリ、ソフトが抱える不安
「私自身の用兵ミス」 巨人の原監督がこう言って頭を下げた。 2連敗で迎えた5日の阪神との首位攻防第3ラウンド。六回表を終えて6―0と試合をリードすると、その裏の守備から大黒柱の坂本勇人(32)をベンチに下げた。 ...
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侍J稲葉監督が東京五輪の「事後処理」に奔走…金メダル獲得でも厳しい野球界の“懐事情”
勝ったらそれで終わりではないようだ。 6日に東京五輪で正式種目として初の金メダルを獲得した野球・侍ジャパンの稲葉篤紀監督(49)が、自身が出場した2008年北京五輪監督の星野仙一氏の供養碑を訪れた。大会後はメディア各社との取...
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アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<1>予選Rは最悪の滑り出し 原因不明の不調でパニックに
最前線で日本アーチェリー界を牽引し続ける古川の、2004年アテネ五輪から始まる5度目の挑戦だった。 団体では1回り以上も年が離れた後輩、武藤弘樹(24)、河田悠希(24)とともに、日本男子団体史上最高位の銅、その5日後に行わ...
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菅首相と小池都知事にダブル健康不安説…「パラ功労章」授与式そろって欠席し飛び交う憶測
これもオリパラの呪いか。4日に開かれた国際パラリンピック委員会(IPC)の功労章「パラリンピック・オーダー」の授与式。オリパラ組織委員会の森前会長、橋本会長、オリパラ推進議員連盟会長の麻生財務相、丸川五輪相ら6人にメダルが手渡される...
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フェンシング男子エペ団体「金」見延和靖<3>今後もいい状況が続くような仕組みづくりや環境づくりを
五輪でメダルを獲得したスポーツは競技人口が増える。日本フェンシング協会の前会長、太田雄貴氏が2008年北京五輪のフルーレ個人で銀メダルを獲得した当時、日本のフェンシング界も大きな盛り上がりを見せた。しかし、それは一時的な“五輪バブル...