高校野球
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創志学園監督を退く長沢宏行氏の無念と不運…後任の門馬敬治氏とはセンバツで因縁が
「まだ枯れていない。年齢と情熱は違うと思いますから。どこかやれるところがあれば」 初戦で青森の八戸学院光星に敗れ、こう言って甲子園を後にしたのが創志学園(岡山)の長沢宏行監督(69)だ。 神村学園(鹿児島)時代の200...
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高松商・浅野翔吾をドラ1候補に育てた「涙の日々」 精神面でも評価、父は徳島商の元球児
今大会でもっとも注目された選手といえば、ベスト8で散った高松商(香川)の中堅手・浅野翔吾だろう。 主将として「全打席出塁」をテーマに臨み、10打数7安打、3本塁打、5四死球、2盗塁をマーク。ネット裏のスカウトは「打撃はもちろ...
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下関国際を“超スパルタ”で鍛えた坂原監督の「鬼」語録 5度目の甲子園で初の決勝進出
下関国際(山口)の坂原秀尚監督(45)は最近まで、部員から「鬼」と恐れられた。春夏通じて5度目の甲子園となった今夏、準々決勝で最強の大阪桐蔭を逆転で撃破。初の決勝に進んだが、2005年の監督就任直後は、長時間の猛練習を課すスパルタ指...
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怪物はもう出ない…佐々木朗希の登板回避問題が変えたもの「甲子園と令和の怪物」著者が語る
甲子園で行われている第104回全国高等学校野球選手権大会。甲子園の歴史は「怪物」の歴史でもあった。江川卓、松坂大輔、田中将大……。彼らは絶対的なエースとしてチームを背負い、球史に名を刻んだ。 しかし、彼らのような怪物が今後出...
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高松商・浅野の“清宮超え”高校生最多ドラ1位指名に現実味!打率7割3本塁打で評価さらに上昇
「後悔はないです」 高校最後の夏の終わりにも涙はなかった。 18日、接戦の末に近江(滋賀)に敗れた今秋ドラフト1位候補の高松商の外野手・浅野翔吾(香川=3年)のことだ。 “怪物”と評されるにふさわしい結果を残し...
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“高校最強軍団”大阪桐蔭はなぜ散った? 下関国際にまさかの逆転負け「3つの敗因」
春夏連覇の夢がついえた。 18日に行われた甲子園大会の準々決勝。春のセンバツVに続き、今大会もぶっちぎりの優勝候補と目されていた大阪桐蔭は、下関国際(山口)にまさかの逆転負けを喫して甲子園を去った。 【写真】この記事の...
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大阪桐蔭は高校野球では無敵なのに…森友哉世代以降のOBがプロでパッとしない謎解き
点差以上の強さを見せつけた。 16日に行われた二松学舎大付(東東京)戦に4-0で完封勝ち、ベスト8進出を決めた大阪桐蔭(大阪)のことだ。 ぶっちぎりの優勝候補と目される同校のベンチ入りメンバーは例年通り、小・中学野球...
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高校66HR高松商・浅野翔吾は「足」も一級品! スカウトは野球脳とメンタリティも高く評価
「全打席出塁を甲子園終わるまではずっと目標にやっていきたい」 こう言うのは、高校通算66発をマークする今秋ドラフト1位候補の浅野翔吾(高松商=香川)だ。 15日、九国大付(福岡)との接戦を制し、52年ぶりにベスト8進出...
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大阪桐蔭“1強”が向こう10年続く「2つの凄み」 神宮大会・春・夏の3連覇へ圧巻の強さ
「突出した選手はいない」 14日の夏の甲子園、聖望学園(埼玉)を19対0で圧倒し、ベスト16進出を決めた大阪桐蔭の西谷浩一監督(52)は、今夏のメンバーについてこう言っている。 【写真】この記事の関連写真を見る(25枚)...
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高校野球の監督は「甲子園出場で御殿が建つ」って本当? どれだけ稼ぐ?
その昔、「高校野球の監督」は、「男が一度はやってみたい職業」の上位にランキングされるのが常だった。純真無垢(むく)な球児と一緒に汗と涙の甲子園をめざす。ドラマやマンガの王道だったスポ根の影響もあったろう。 【写真】この記事の関...
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横浜OB松坂大輔が絶賛 三重戦初回無死二塁のピンチ、杉山投手のバント守備は自らを助けた
古巣・横浜(神奈川)のコーチとして甲子園に帯同している。 9日の1回戦で対戦した三重のエース・上山颯太(3年)は映像より数段良かった。地方大会の配球は、スライダー、カーブ、チェンジアップといった変化球が多かったが、最速144...
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甲子園「二刀流」選手をスカウトはどう見る? 投打とも実力アリか、単に「エースで4番」か
今夏の甲子園もスポーツマスコミに「二刀流」と持ち上げられた選手が何人かいる。 12日の2回戦で鶴岡東(山形)を下した近江(滋賀)の山田陽翔(175センチ、78キロ、右投げ右打ち)はエース兼4番打者だ。複数のスカウトに話を聞く...
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高松商・浅野翔吾“清原超え”でスカウトこぞってドラ1評価!「走る筋肉ダルマ」の心技体
地方大会の初戦、準決勝、決勝で3本塁打した今大会ナンバーワン野手──。 そんな前評判通りの活躍をしたのが11日、佐久長聖(長野)戦で2本塁打を含む3安打4打点をマークした高松商(香川)の主将・浅野翔吾だ。 ■甲子園で2...
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夏の甲子園で選手の熱中症多発 猛暑問題放置は「高野連の改革アレルギー」と識者バッサリ
外出をなるべくさけること──。 テレビに表示された熱中症警戒情報。その文字の中、炎天下の甲子園で白球を追いかける高校球児が映し出されている。 【写真】この記事の関連写真を見る(36枚) 開催中の全国高校野球大会...
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プロ注目左腕の京都国際・森下瑠大 初戦3回4失点KOにニンマリの球団
波乱の幕開けとなった。 6日に開幕した夏の甲子園。大会初日に優勝候補の京都国際が延長十一回、一関学院(岩手)にサヨナラ負け。プロ注目左腕の森下瑠大は3回4失点KO。その後、右翼を守ったが、再三のピンチを迎えてもマウンドに戻る...
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コロナ禍と長雨でドラフト指名候補選手の評価は慎重に
「おまえなぁ、アイツをリストから外したってのはどういうことだ!」 夏の甲子園直前のスカウト会議で、部長にいきなりカミナリを落とされたよ。 オレたちスカウトには大会前、ドラフト指名候補選手のリストが渡される。甲子園ではそ...
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夏の甲子園“1強”大阪桐蔭の唯一の敵は「不吉な日程」…勝ち上がると大会終盤で過密に
3月のセンバツを圧勝した大阪桐蔭は、地方大会7戦7本塁打、54得点と圧倒的な強さで勝ち上がった。今大会も「1強」と言われるぶっちぎりの優勝候補だ。 【写真】この記事の関連写真を見る(25枚) 初戦は第5日第1試合で旭川...
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8.6開幕!夏の甲子園大会「完全予想」初戦で残る・散る高校は?【対戦表付き】
6日に開幕する夏の甲子園大会の組み合わせ抽選会が3日に行われ、初戦の対戦相手が決まった。今センバツを制し、「1強」といわれる大阪桐蔭は旭川大高と対戦。新型コロナウイルス集団感染と判断された九州学院、有田工、帝京五、浜田の4校を含む3...
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夏の甲子園出場10校で計26人がコロナ感染…救済措置は抽選会まで、球児は今年もビクビク
早くも暗雲が垂れ込めている。 2日、日本高野連などは6日開幕の夏の甲子園に出場する代表49校1641人が受けたPCR検査の結果、10校で計26人のコロナ感染が判明し、九州学院(熊本)、有田工(佐賀)、帝京五(愛媛)、浜田(島...
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この夏の甲子園にも危険な兆候…出場決めた有田工と帝京五で新型コロナ感染判明
今夏も荒れに荒れそうだ。 1日、6日に開幕する夏の甲子園に出場を決めた有田工(佐賀)と帝京五(愛媛)の部員に新型コロナの感染が判明。いずれも複数が感染しており、甲子園への出発や壮行会を見合わせた。 両校ともに辞退の意...
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夏の甲子園の大本命・大阪桐蔭にひと泡吹かせるか? プロ注目の好左腕を擁する4校の名前
最後の1校が決まった。 31日に行われた西東京大会決勝は、日大三が東海大菅生を下して優勝。甲子園に出場する全49校が出揃った。 <b>【写真】</b><a href="https://mo...
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横浜のしぶとさの秘密は村田監督の「読み」にあり 宿敵・東海大相模下し2年連続切符
私が臨時コーチを務める横浜が東海大相模を1-0のサヨナラ勝ちで下し、2年連続の夏の甲子園出場を決めた。 2020年4月から指揮を執る村田浩明監督(36)は、就任3年目で神奈川連覇。捕手出身だけに野球をよく知っている。 ...
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「日本ハムには選手を預けたくない」高校野球の取材現場で聞こえる新庄監督への冷めた反応
前半戦は勝敗を二の次にして、若手を積極的に起用しながらチームを育ててきた日本ハムの新庄剛志監督(50)。その甲斐あってか、両リーグで打率首位(.355)の松本剛や、自身最多の11本塁打をマークする清宮幸太郎など、花開いた選手がいるの...
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横浜が“宿敵”東海大相模にサヨナラ勝ち 名伯楽も「最低でも甲子園で2勝できる」と太鼓判
27日の神奈川大会決勝で、横浜が宿敵・東海大相模を1-0のサヨナラ勝ちで下し、2年連続20度目の夏出場を決めた。 2020年4月から指揮を執る村田浩明監督(36)は、就任3年目で神奈川連覇。立役者は先発した2年生エース・杉山...
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高松商・浅野翔吾が清原和博氏に並ぶ64号 狙うは“不作”甲子園でアピール&ドラ上位候補
26日の香川大会決勝で高松商が6-4で秋春王者の英明を下し、3大会連続22回目の夏の甲子園出場を決めた。 プロ注目のスイッチヒッターのスラッガー、浅野翔吾外野手(3年)は2点リードの四回に左中間に3ランを放つなど3打数3安打...
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山梨学院&創志学園(岡山)が地方大会V 夏の甲子園ではダークホース2校が旋風起こす
高校野球は地方大会が大詰めだ。 山梨県では山梨学院が17-1の決勝最多得点の圧勝で甲府工を下し、3年ぶり10度目、春夏連続の甲子園出場を決めた。 総合力の高さを見せつけたのは、準決勝の強豪・東海大甲府戦だ。無安打で先...
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花巻東・佐々木麟太郎まさかの敗退…甲子園“目玉なし”で高野連とテレビ局が早くも悲鳴
怪物2年生の早過ぎる夏が終わった。 岩手大会の優勝候補の大本命・花巻東が23日に行われた盛岡中央との準決勝で敗退。春夏連続の甲子園出場を逃した。 高校通算74本塁打の佐々木麟太郎(2年)は盛岡中央のプロ注目右腕、最速...
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花巻東・佐々木麟太郎“岡本超え”74号! 西武が3人体制で視察、巨人と阪神は大警戒
この男が今夏の主役になるか──。 花巻東の佐々木麟太郎(2年)が、21日に行われた岩手大会準々決勝の水沢戦に「3番・一塁」で出場。四回に相手左腕のカーブを右翼席にこの夏1号となる74号2ランを叩き込んだ。5打数4安打4打点の...
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プロ球団は高校2年生を重点マーク! 専大松戸・平野大地が投手転向1年半で150km
19日、千葉県の天台野球場がどよめきに包まれた。 甲子園の地方大会で専大松戸がベスト16進出を決めた4回戦。7点リードの九回、2番手として登板した2年生の右腕・平野大地がマウンドに上がった直後だ。この回の先頭打者を相手に、自...
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高校野球「夏の地方大会」で番狂わせ続出…強豪や春の王者が初戦で消えるカラクリ
偶然か、はたまた理由があるのか。 各地で行われる高校野球の夏の地方大会で、強豪校や春の王者といった「本命」が早々と姿を消す番狂わせが起きている。 12日はシード校の西城陽(京都)が京都外大西に1-8で完敗。相手も強豪...