政治とカネ
-
自民・甘利前幹事長に「裏金1億円」ネコババ疑惑…落選危機だった自身の選挙に“流用”か
「私は未来を見通せる。その私がいなくなれば大変なことになる。未来は変わっちゃう」──あの街頭演説の陰で「裏金」をネコババしていたのか。ダーティーイメージがつきまとう甘利前幹事長に、また新たな疑惑だ。 時は2021年の衆院選のさ...
-
【東京佐川急便事件】異聞(199)金丸信への罰金刑で厳しい批判を受けた特捜部の「惨事」は続く
金丸信に対する取り調べ抜き上申書での罰金処理で厳しい世論の批判を受けた東京地検特捜部。悪いことは続く。今度は「ミス」だ。東京佐川急便元社長、渡辺広康らに対する特別背任事件の公判に本来は開示すべきでない供述調書を証拠請求し、1992年...
-
「買収資金の出どころ」は? 柿沢未途被告の公選法違反事件“完落ち”でも終わらない疑問
《これで終わりではない》《まだ隠していることがあるのではないか》 有権者の怒りの投稿はまだ続いているようだ。昨年4月の東京・江東区長選を巡り、公選法違反(買収など)の罪に問われた元自民党衆院議員の柿沢未途被告(53)の初公判が...
-
岸田首相「政治とカネ」集中審議で“説明責任”連発もやる気ゼロ…《質問の意味を理解している?》とツッコミ
岸田文雄首相(66)と関係閣僚が出席し、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件など「政治とカネ」の問題をテーマに集中審議が行われた14日の衆院予算委員会。岸田首相は、政治資金規正法違反で会計責任者が逮捕・起訴された場合は議員も...
-
“やってる感”丸出し自民議員384人アンケートで判明…裏金議員4人の“意外な集金力”
“やってる感”以外の何物でもない。自民党は13日、派閥の裏金事件を受け、所属国会議員ら384人に実施したアンケート結果を公表。政治資金収支報告書に不記載や不正確な記載があった裏金議員は85人に上ったが、いつ誰が何にいくら使ったのか、...
-
松野前官房長官「機密費4660万円」持ち逃げ疑惑…自身の裏金還流1000万円超が報じられた時期
松野前官房長官が、昨年12月14日に退任する直前の2週間に内閣官房機密費4660万円を使用していたことが明らかになった。「しんぶん赤旗」が情報公開で入手した「政策推進費受払簿」で判明したとして、11日に「“闇金”抱え退任」と報道。1...
-
岸田首相が「政治倫理審査会」実施に応じる意向…安倍派5人衆が出席するかが焦点に
自民党派閥による裏金事件を受け、岸田首相は、野党側が求める国会の政治倫理審査会(政倫審)の実施に応じる意向を固めた。14日の朝日新聞が報じた。 野党側は、自民党が実施したアンケート調査は不十分だとして、政倫審を開催して安倍派...
-
【東京佐川急便事件】異聞(198)無理してでも立件し法整備を整えようと考えた
東京佐川急便事件摘発当時、政治権力の実権は、政府から政党に移っていた。政界のドン、金丸信がその象徴だった。 その世界では、職務権限を認定できない「生の政治力」と趣旨のはっきりしない「生のカネ」が絡み合う。首相や大臣でない金丸...
-
政治資金だけでなく選挙制度の改革から必要だ
過日、学生時代にバイトしていた写真屋の親父さんに呼ばれ、一通の書状を託された。「せめておまえの次の世代には実現できるようにしてくれや」。 題して「公職選挙法改正私案」。汚濁しきった政治に怒り狂ったり、絶望したりには辟易したと...
-
岸田おろしと保身で様々な思惑 見ものになってきた自民党の内ゲバと内部崩壊
自民党派閥による裏金づくりで安倍派の池田佳隆衆院議員(自民党除名)と柿沼和宏秘書が立件されてから、優に1カ月が過ぎた。 政治資金収支報告書への不記載額3500万円以上で線引きした東京地検特捜部の立件基準にはスッキリしないもの...
-
松野前官房長官の機密費“食い逃げ問題”…国会で「領収書不要の内閣のヤミ金」と厳しく追及
「領収書不要の内閣のヤミ金ではないか」 13日の衆院予算委員会でこう声を荒げたのは、日本共産党の穀田恵二国対委員長(77)だった。 穀田氏は、松野博一前官房長官(61)が昨年12月、自民党の裏金問題を理由に官房長官を事...
-
自民・茂木幹事長に選挙資金「二重計上」疑惑…政治資金“脱法スキーム”は外相時代から常態化
自民党が裏金事件に大揺れの中、党要職の茂木幹事長に「政治とカネ」の問題が噴出し、大炎上している。文芸春秋電子版が12日、「《1枚の領収書で2件の支出》茂木敏充自民党幹事長が選挙経費を“二重計上”していた 公選法違反の疑い」と報じ、S...
-
自民の裏金議員は「政倫審」に出てくるのか? 安倍派5人衆や二階元幹事長は“とんずら”画策
派閥裏金事件を巡り、自民党が所属議員への聞き取り調査結果を13日にも野党に提示する。しかし、同時に実施している全議員対象のアンケートの設問がたったの2問という“やってる感”で分かる通り、いずれの調査もユルユルのお手盛り。調査チームを...
-
松野前官房長官が裏金問題のドサクサに紛れ“官房機密費ごっつあん”…赤旗砲が再び炸裂!
全国紙やテレビ局に先駆け、自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金づくりを丹念に報じ、北海道に拠点を置く市民団体「メディア・アンビシャス」(代表=上田文雄・前札幌市長)から優れた報道内容として、2023年の「メディア・アンビシャス...
-
西川のりおが松本人志問題にモノ申す!「今の芸能界は自民党の派閥によう似てますわ」
週刊文春による松本人志の性加害報道に芸人の多くがコメントを避ける中、口火を切ったのが、この人だ。先月出演した関西のラジオ番組で、当初「事実は一切ない」と否定した吉本興業の対応を「初動ミス」とバッサリ。返す刀で「社内調査」を求め、松本...
-
裏金も統一教会も 自民党の「調査」とやらの杜撰さに国民の怒り
〈一 切支丹邪宗門の儀は堅く御禁制たり〉 慶応4(1868)年3月、日本史の教科書で習った五箇条の御誓文発布の翌日、明治新政府が民衆に出した「五榜の掲示」の高札の一条である。 たった5つの「禁制」の1つにキリスト教の禁...
-
裏金事件、旧統一教会…4.28衆院3補選「自民全敗」に現実味 長崎3区と東京15区は“お通夜”状態
岸田首相の命運を分ける4月28日投開票の衆院3つの補欠選挙に、永田町関係者の注目が集まっている。派閥裏金事件で内閣支持率が過去最低を更新する中、自民党が「全敗」する可能性が高まっているからだ。 【写真】この記事の関連写真を見る...
-
【東京佐川急便事件】異聞(197)捜査環境の変化で贈収賄捜査は次第に困難に
時代は移り、世の中は変わった。特捜検察の政界汚職摘発はますます難しくなる。 贈収賄立件のカギは贈賄側など関係者からの自白獲得にある。それが簡単に取れなくなってきたのだ。日本社会に根強かった「お上」意識が薄れ、それに伴い、検察...
-
1年前のことが「記憶にない」 嘘つきはドロボーの始まりだよ、盛山文科相
「記憶にございません」 「まったく記憶がございません」「覚えておりません」──。「記憶にない」の連発でいつまで持ちこたえられるだろうか。 盛山正仁文科相が2021年の衆院選の際、旧統一教会の関連団体「世界平和連合」から推...
-
二階元幹事長1.5億円、茂木幹事長4.2億円…深まる脱税疑惑「使途不明金」支出は年末に集中
まさに「裏金・脱税追及」国会だ。衆院予算委員会は8日の理事会で、政治資金問題に関する集中審議を14日に行うことで合意。自民党の裏金事件に端を発し、先月29日にも同じ議題で集中審議を実施しており、短期間に同一の個別案件をテーマに開催す...
-
政治家が裏金を良しとし脱税も簡単にできるって、これ以上の裏切りはあるだろうか。
『新型コロナウイルスの感染が拡大した際、自民党は酒席に行っただけで3人に離党勧告を出している。今回の裏金問題で、自民党と政治に対する信頼を失墜させた罪は大変重い。何人衆なのかは分からないが、もしもサムライだったら、谷川弥一さんのように...
-
【東京佐川急便事件】異聞(196)検察の十八番は贈収賄罪摘発…政治資金規正法はほこりまみれ
特捜検察が「巨悪」に迫り切れなかったのは、検察側が政治に忖度したわけではない。捜査構造と捜査モデルに原因があったと筆者は考えている。 特捜検察には、検察権行使の長い歴史の中で練り上げた捜査の得意技がある。贈収賄と脱税だ。特に...
-
許すまじ! 自民・安倍派に8億円脱税疑惑、政治家なら「不明」だらけの収支報告書でまかり通るのか
今月16日から始まる確定申告を前に、国民の怒りは煮えたぎるばかりだ。国会では連日、自民党派閥による裏金事件への追及が続いている。裏金議員は政治資金収支報告書を訂正して逃げ切りを図ろうとしているが、そうは問屋が卸さない。巨額脱税疑惑が...
-
自民・萩生田光一前政調会長「裏金2700万円」に…見苦しすぎる「言い訳」連発の理由
自民党派閥のパーティー裏金事件を巡って、安倍派5人衆のひとり、萩生田光一前政調会長が見苦しい言い訳を連発している。2022年までの5年間で2700万円以上を裏金化していたことを明かし、「謹慎する」と言っていたのに、メディアやメルマガ...
-
【東京佐川急便事件】異聞(195)法の不備を指摘し改正を促す狙い。それはあえなくついえた
1992年9月28日、東京地検特捜部は、東京佐川急便から5億円もらった金丸信に対する20万円の罰金処分、1億円もらった新潟県知事の金子清に対する公判請求処分を同時に行い、発表した。 特捜部長の五十嵐紀男は処分の「落差」に対す...
-
もう露呈した口先だけ 岸田首相、信頼回復で「先頭に立つ」の嘘八百
「政治の信頼回復に向けて、私自身が先頭に立って、これらを必ず実行してまいります」 1月30日に衆参両院で行われた施政方針演説。自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、こう声を張り上げていた岸田首相の決意は一体何だったの...
-
岸田政権下で日本の国力がどんどん落ちる…“言うだけ番長”が国会で連日火だるまの必然
「国民の信頼回復のために火の玉となる」──。昨年12月の会見で、こう訴えた岸田文雄首相(66)だが、衆院予算委では連日、野党議員から多くの疑惑を追及されて「火だるま」状態となっている。 自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏...
-
自民・萩生田光一氏“裏金”収支報告書訂正も…収入総額、支出総額「すべて不明」の怪!
「びっくりしましたね。調査にすらなってないです」 7日朝に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」。番組では自民党の派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、同党が5日から始めた党所属の全国会議員を対象にしたアンケート...
-
子育て増税で1人当たり負担は「年間1万円超」…首相答弁「月額500円弱」は真っ赤なウソ
「子育て増税という指摘はあたりません」 6日の衆院予算委員会で野党議員から異次元の少子化対策の財源となる「子ども・子育て支援金」の負担額をめぐる欺瞞について追及された岸田首相はこう居直っていたが、真っ赤なウソ。1人当たりの負担...
-
裏金議員も「拍子抜け」と呆れる…自民党聞き取り調査は“和気あいあい30分弱”のユルユル
「国民の信頼を取り戻していく一丁目一番地だ」 森山裕総務会長が6日の記者会見で、派閥パーティー裏金事件に関する党内調査についてこう言ったが、とても信頼など取り戻せそうにない。 全議員アンケート調査がA4判の紙ぺら1枚に...