注目の人 直撃インタビュー
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京大教授藤井聡氏 大阪都構想は維新への信任投票ではない
大阪市を廃止するのか、しないのか――。「大阪都構想」の是非を巡る住民投票(投開票11月1日)が真っただ中だ。2015年の住民投票で一度否決されたにもかかわらず、大阪維新の会と公明党がタッグを組み、再…
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中野雅至氏 菅政権の小さな政府路線と1億総ゴマカシの限界
行政の縦割り、既得権益、悪しき前例を打破し、規制改革を徹底する――。自称「国民のために働く内閣」のスローガンは、この人にはどう響くのか。大阪都構想の住民投票が迫る中、橋下徹氏に昨年〈北朝鮮に行きやが…
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鴻上尚史氏 自粛警察生んだ日本の同調圧力は戦時下と同じ
「空気を読め」「和を乱すな」――。日本社会で日常的に使われる言葉が、コロナ禍によって他人への「暴力」につながる。日本人の「同調圧力」を冷静に分析し、それに屈しない戦い方を提示し続けているのが、この人だ…
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片山善博氏「総理と自治体のコロナ対応はどっちもどっち」
新型コロナウイルスの第1波、第2波を通じて、首長の資質、国と地方の上下関係、政治と科学の兼ね合いをめぐり、さまざまな問題が浮き彫りになった。秋、冬の第3波が予想される中、地方自治のスペシャリストが警…
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田村淳さん「遺書を書いたら大事なことか明確になった」
「死」について話すことのタブーを取っ払いたい。人生の終い方にもっと多様性や選択肢があっていい――。そんなことを長年考えてきたのだという。実行に移すため、昨年4月、大学院生になって研究を開始。ITベンチ…
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出口治明氏 60歳を不安に思うのは定年に毒されているから
人生100年時代といわれて久しいが、コロナ禍も加わり、先行き不透明さに不安を覚えている人も多いだろう。そんな中、発売約2カ月で20万部を突破、ベストセラーになっているのが「還暦からの底力」(講談社)…
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赤木雅子さん 安倍首相らの絵に「黒目」描かなかった理由
「これが財務官僚王国 最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」――。手書きの遺書に、こう書き残して亡くなった赤木俊夫さん(享年54)。森友学園への国有地売却をめぐる公文書の改ざんを命じられ、心身…
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元永知宏氏「甲子園が暴力を生みメディアが助長している」
新型コロナウイルスの影響で中止となった今春センバツの出場32校を招く「2020年甲子園高校野球交流試合」が10日に開幕する。一方、昨年9月には高校野球の名門・横浜高(神奈川)で当時の指導陣による部員…
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和歌山県 仁坂吉伸知事に聞く「和歌山モデル」の全貌
国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは、今年1月15日。それから約1カ月後に、和歌山県で病院クラスターが起きた。県は国の方針とは異なる独自の策を次々と打つ。短期間でウイルスを封じ込め…
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なぜ敵基地攻撃か…半田滋氏が懸念「政治家の暴走」の結末
陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画が突然、中止になり、その代替策として「敵基地攻撃能力」の保有が取りざたされ始めた。自民党は今月中に提言をまとめ、政府の国家安全保障会議の議…
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星野佳路氏 コロナと共生“マイクロツーリズム”で生き抜く
新型コロナウイルスの感染拡大で、最も打撃を受けているのが観光業だ。4月、5月の訪日外国人数は2900人、1700人といずれも前年比99・9%減だった。昨年4~6月の国内旅行者数は延べ1億6000万人…
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前嶋和弘氏 トランプ岩盤支持…差別問題のダメージ少ない
トランプ米大統領は新型コロナウイルス禍で中断していた選挙集会を先月下旬、強行再開した。支持率下落への焦りがあるともいわれる。米大統領選まで4カ月。コロナ禍と人種差別抗議デモの拡大で局面は変わったのか…
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俳優・古舘寛治氏 非難されても政治的発言をやめない理由
連日、過激な「寝言」を頻繁にツイートしている。その多くが「政治的発言」だ。芸能界からも批判の声が上がった検察庁法改正案にも、もちろん反対した。〈俳優なのに〉〈イメージが壊れた〉〈クズ役者!〉などと中…
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狭川普文氏 新しい日常は「周りを批判する前に自問自答」
新型コロナウイルス禍の自粛要請中の4月24日、奈良の大仏で知られる東大寺に宗教者たちが一堂に会した。「#共に祈ろう」とSNSで配信された写真は大きな話題を呼び、リツイート数は10万4000、ファボ数…
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児玉龍彦氏「21世紀の感染症対策は精密医療で実態把握を」
新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の全域解除から2週間。安倍政権の号令は「人との接触機会8割削減」から「新しい生活様式」へシフトしたが、コロナ禍収束の気配はない。政府は感染実態を把握してい…
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小池百合子の学歴詐称疑惑 石井妙子氏は取材と検証で確信
今月18日告示の東京都知事選で再選を狙う小池百合子都知事。だが、首都のトップとして本当にふさわしい人物なのだろうか。市場移転問題や五輪会場の経費削減では、混乱と迷走を繰り返した。そして今、問題視され…
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安藤裕氏 コロナ禍こそ平成の経済対策に終止符を打つべき
「国難を乗り越えるため真水100兆円の財政出動を」「消費税率もゼロにすべき」――。小出し、後出し、やり直しの安倍政権に忖度なし。コロナ禍で大胆な提言を続け、にわかに注目を集める自民党の若手がいる。「も…
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同志社女子大・影山貴彦氏 エンタメは不要不急でも不可欠
舞台やコンサートなど公演は軒並み中止。テレビは過去の放送を再編集して流し、リモート出演が当たり前になった。今後の撮影のめどすら立たず、制作手法も変えざるを得なくなっている。新型コロナウイルス禍で存在…
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三田村昌鳳氏 日本ゴルフ界は右に倣えで使命感が足りない
コロナ禍の自粛要請から、国内のスポーツイベントはすべて止まったままだ。ゴルフ界も打撃を受けている。男子ツアーは6月末までの7試合、女子ツアーは開幕から18試合の中止が決まり、両ツアーとも再開の見通し…
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小川淳也議員 野党は失態を引き取る覚悟と決意に欠ける
安倍政権が新型コロナウイルス感染症対策を巡る数々の失態で支持率を下げているのに、野党の存在感は薄い。「政府批判を控えるべき」「ワンチームで国難を乗り切ろう」など挙国一致の雰囲気が漂う中、「野党の最大…