中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

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 中日の井上新監督の本音は「良かった。でも、困った」ではないか。

 昨6日、ブライト健太(25)が、「2番・左翼」で今季初となるスタメン出場。初回に四球を選び、その後の連続適時打へとつなげると、5-5と同点の七回には左翼に勝ち越しの1号ソロ。決勝打となる殊勲の一発で、点を取っては取られるシーソーゲームにケリをつけた。

 上武大から2021年ドラフト1位で入団。ガーナ人の父と日本人の母を持ち、50メートル5.8秒、遠投100メートルという身体能力の持ち主。しかし、1年目は度重なるケガで一軍出場なし。23、24年も、33、35試合に出場しただけで、打率.241、.239。数字だけ見ればドラ1として期待に応えているとは言い難い。

 その一方、ブライトは「頼れる代打屋」というまったく別の面も持つ。昨季は30試合に代打出場し、25打数8安打2本塁打5四球。打率.320で、出塁率.433。21打数3安打だったスタメン時とは比べものにならない成績を叩き出した。

 今季も4試合に代打出場し、3打数2安打1四球。出塁率.750と、驚異の集中力だ。

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