経済ニュースの核心
-
“超巨大官庁”厚労省の分割議論で再浮上する「こども省」
「またか、という感じだ」――。厚生労働省の中堅職員は、自民党内で検討が進む省庁再々編構想に半ば呆れ顔でこう嘆く。省庁再々編は9月の自民党総裁選を見据えた安倍首相の人気取り政策で、官僚がまた泣かされかね…
-
地球温室効果ガス排出しない トランプ推進のLNG関連に照準
気象庁の1カ月予報(9日公表)、3カ月天気予報(7月25日公表)によれば、関東甲信地方の8月の気温が平年より高い確率は70%、9月、10月は40%。逆に低い確率は10%、20%、30%と熱帯夜が続く…
-
主力のカーナビがスマホに食われ…「パイオニア」は黄信号
カーナビ大手でオーディオの老舗として知られた名門・パイオニアの行く手に黄信号がともった。業績悪化に歯止めがかからず、2018年度中に返済期限が到来する借入金353億円(リース債務を含む)の借り換えに…
-
元日銀理事・安斎隆氏 同期の自殺「今でも信じられない」
日経新聞の「私の履歴書」に8月1日から、セブン銀行特別顧問の安斎隆氏が登場し、金融界の話題を集めている。元日銀理事ながら、イトーヨーカ堂(現セブン&アイ・ホールディングス)の鈴木敏文氏に請われて、ア…
-
ソフトバンクグループが仕掛けた携帯会社の“グルメ戦争”
「食欲の秋」を控えてグルメが花盛りだ。飲食店オンライン予約の市場規模は、2017年推定で4502億円、前年比37%増というから驚愕する。 ソフトバンクグループのヤフーは、18年5月に実名グルメ…
-
「大塚家具」は営業赤字で転落 身売り先はTKPかヨドバシか
「家具や姫」も年貢の納め時か。総合家具小売大手、大塚家具の身売り観測が急浮上している。骨肉相食む壮絶な親子げんかに勝利して大塚久美子社長が経営権を握ってからわずか3年余。業績悪化と資金流出に歯止めがか…
-
現実味おびる農商務省の誕生 人事異動で経産省色が濃厚に
農水行政の破壊的改革者と呼ばれた奥原正明農水事務次官が退任した。後任には交流人事で経産省に出向していた末松広行産業技術環境局長が就いた。 「農水省次官は水産庁や林野庁の長官など省内幹部から昇格…
-
「アマゾン」 日本で対抗できるのは急成長するコンビニ3社
1994年7月に創業した世界最大のオンライン小売業、米アマゾン・ドット・コム(以下アマゾン)が先週発表した2018年第2四半期(4~6月期)決算は驚異的だった。 売上高は約529億ドル(前年…
-
「ファナック」も受注減…産業用ロボットに漂い始めた不安
果たして景気変調の兆しなのか、それとも一時的な踊り場なのか。2ケタを大きく上回る成長を続けてきた産業用ロボットの受注額が6月、前年同月比0.6%減と2年ぶりのマイナスに転じた。 一般社団法人…
-
北制裁で金融庁が調査 日朝合弁10社はどんな会社なのか
金融庁が全国の金融機関に報告命令を出した「日本と北朝鮮の合弁会社10社」が注目を集めている。 「歴史的な米朝首脳会談は実現したものの、依然、北朝鮮の核開発を巡る疑惑は解けていない。核開発のため…
-
使用年数は10年サイクル エアコンの買い替え需要に期待
夕方に30分程度、庭の水まきをしていたら、熱中症の手前なのか気分が悪くなった。夕方でも気温は30度以上あり、緑の多い郊外でこの暑さなら、再開発、人口流入などでヒートアイランド現象が強まる都心はさらに…
-
物言う株主が登場 「アルプス電気」アルパイン統合に暗雲
電子部品大手のアルプス電気と、上場子会社で車載機器のアルパインが19年1月実現を目指す経営統合計画の雲行きが一段と怪しくなってきた。物言う株主として知られる米投資会社、エリオット・マネジメントが共同…
-
ペット購入で1000万円融資? スルガ銀行フリーローンの怪
首都圏を中心に女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズ(東京都中央区)の経営破綻を契機に浮上したスルガ銀行の暗部は、底なしの様相を呈している。その一端がまた、明らかになった。…
-
百貨店に恩恵 米中貿易摩擦で中国人は米国避け日本に殺到
日本政府観光局(JNTO)によると、5月の訪日外国人旅行者数(推計)は前年同月比17%増の267万人で5月として過去最高を記録した。1月からの累計では1319万人、前年同期比16%増だった。 …
-
不正融資で業務改善命令 「東日本銀行」は氷山の一角か
まさに「悪行三昧」(金融関係者)とでもいったところか。 融資に際して金利とは別に根拠不明な手数料を徴収したり、取引先に必要以上の資金を融資して一部を定期預金に回させる。 なかには取引…
-
奨学金も対象に サービサー法改正で“取り立て地獄”再来か
与野党の超党派議員と「全国サービサー協会」が進める「債権管理回収業に関する特別措置法」(サービサー法)の改正案が波紋を広げている。 この改正法案は、これまで債権回収会社(サービサー)が対象に…
-
貿易戦争に原油高…いまは慌てずに底値を拾うタイミング
トランプ米大統領は、米国独立記念日の7月4日、ガソリン価格を吊り上げているとして、イランも加盟する石油輸出国機構(OPEC)を非難、加盟国に価格引き下げに向けた対応を求めた。 トランプ氏はツ…
-
金融庁トップ交代 “再続投説”の森長官が失脚した3つの理由
「歴代最強」とも呼ばれ、一時は超異例となる任期4年目突入さえ取り沙汰された森信親金融庁長官の今月17日付での退任が決まった。後任には遠藤俊英監督局長が昇格する。 森氏は、東京学芸大付属高から東…
-
シェアハウスの不正融資で揺れる 「スルガ銀行」の行く末
シェアハウスのオーナー向け融資で不正が発覚したスルガ銀行の行く末が、金融界で話題になっている。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズの破産で露呈したスルガ銀行の不正融資は、オ…
-
テスラやアマゾンなどの米国株 最先端テーマの投信を狙う
国民健康保険と住民税の納付をするため、銀行に出かけた。ロビーを見渡すと、証券会社と見間違うような株式投信の販売用資料が目立つ。多くの販売用資料では、庶民にも分かりやすいようにカラーイラストでロボット…