企業深層研究
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パーク24<下>トヨタ自動車の“仲間づくり”に加わるワケ
パーク24社長の西川光一は日本中央競馬会(JRA)の馬主である。所有馬のカフェクラウンは2019年1月27日に東京競馬場で開催された3歳新馬戦で1着。4月21日の3歳(収得賞金)500万円以下のレー…
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パーク24<上>カーシェアで市場の7割を占有できた理由は…
「第7回技術経営・イノベーション賞」の表彰式が2月12日、東京・千代田区の如水会館で開かれた。日本の技術経営を推進する一般社団法人・科学技術と経済の会(会長遠藤信博NEC会長)が主催し、文部科学省、経…
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廣済堂<下>葬祭子会社の都内23区の火葬シェアは7割超
廣済堂の子会社、東京博善は都内で6カ所の火葬場を運営する。 16年12月、東京・葛飾区に四ツ木斎場をリニューアルオープンした。総事業費は120億円。火葬だけでなく、通夜や葬式ができる総合斎場…
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廣済堂<上>MBOも旧村上ファンド系の対抗TOBも不成立に
東証1部上場の印刷や葬祭などを手掛ける廣済堂が迷走している。MBO(マネジメント・バイアウト=経営陣による買収)の一環として実施した米投資ファンド、ベインキャピタルと経営陣によるTOB(株式公開買い…
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ALSOK<下>警備の高度化 セブンイレブンのATM管理で高評価
ALSOKは、所属するアスリートたちが出演する新しいCM「今こそ、おうちに。ALSOK~家族」編の放映を4月4日から始めた。柔道、レスリング、ウエートリフティング、射撃、ゴールボールの14人の選手と…
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ALSOK<上>東京五輪で“警備ロボット”披露し世界をリード
2020年の東京五輪・パラリンピックを機に警備サービス(ガードマン)業界は大きく変貌しようとしている。1964年の東京五輪で飛躍のチャンスをつかんだ過去があるからだ。 20年の東京五輪では、…
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デサント<下>“恫喝テープ”まで飛び出した伊藤忠との戦い
2013年2月26日、デサントは創業家の石本雅敏常務の社長昇格を発表した。 雅敏氏は慶応義塾大学商学部卒。電通勤務などを経て1996年にデサントに入社。創業家出身の社長は19年ぶりのことで、…
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デサント<上>独立目指すも失敗 伊藤忠商事に城を明け渡す
「売り手よし 買い手よし で、未来よし!」 4月1日付の全国紙に伊藤忠商事の全面広告が載った。伊藤忠の創業者の伊藤忠兵衛が信奉していたのが近江商人の経営哲学である「三方よし」(売り手よし 買い…
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GMOインターネット<下>新規事業2連敗でもネット銀行に進出
GMOインターネットが新規事業進出直後、多額の損失を出したのは、今回の仮想通貨マイニング事業が初めてではない。熊谷正寿会長兼社長には苦い思い出がある。 2005年9月、金融業界進出の第1弾と…
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GMOインターネット<上>仮想通貨“採掘”で353億円の特別損失
GMOインターネットは11年ぶりに最終赤字に転落した。 傘下に109社のグループ企業をもつGMOの2018年12月期の連結売上高は前期比20%増の1851億円と増収だが、最終損益は207億円…
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くらコーポレーション<下>アイデア力で同族経営を堅持
“バイトテロ”は外食企業やコンビニエンスストア各社を一斉に襲った。各社・各店が刑事・民事両面で法的措置を検討しているが、再発防止の決め手を欠く。 外食チェーン「大戸屋ごはん処」の直営店、りんく…
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くらコーポレーション<上>回転寿司でハンバーガーの真意は
回転寿司大手のくらコーポレーションは3月1日から、「無添くら寿司」のサイドメニューとしてハンバーガーを発売した。 国産の天然魚を使ったフィッシュバーガーと合いびき肉のミートバーガーの2種類で…
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良品計画<下>主力・生活雑貨で競合の「ニトリ」に苦戦する
良品計画は4月4日、東京・銀座に「MUJI HOTEL GINZA」を開業する。同ホテルは中国・深圳(2018年1月18日)、北京(同年3月20日)に続き3カ所目となるが、国内では初。 読売…
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良品計画<上>ファミマの意向で「無印良品」販売中止の衝撃
第17回「日本イノベーター大賞」(主催:日経BP社、協賛:野村ホールディングス)の表彰式が2月26日にグランドプリンスホテル高輪で開かれた。独創的なアイデアや技術で世界に通じる新しい価値をつくり出し…
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APAMAN<下>大村社長の持論「経営者は最低18時間は働け」
消臭スプレー缶による爆発・炎上事故を起こした「アパマンショップ平岸駅前店」の運営会社を傘下にもつAPAMANの株価の下落が止まらない。事故前の2018年12月14日の終値は888円だったが、事故翌日…
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ハウステンボス<下>8年間で1000人退職の衝撃と新たな疑問
ハウステンボス(HTB)の澤田秀雄社長は2017年12月4日、HTB内で記者会見し、初めて引退に言及した。「3年以内に(HTBの経営を)バトンタッチしたい。若い経営陣がぼくがいなくても(HTBを)発…
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ハウステンボス<上>中国の投資会社「復星集団」25%出資へ
2010年、経営破綻した長崎県佐世保市の大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)をV字回復させたカリスマ経営者、澤田秀雄社長は18年12月1日、週刊誌の直撃取材に応じ、HTBからの“撤退”を口にした…
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産業革新投資機構<下>ゾンビ救済の官民ファンドは不要
産業革新投資機構(JIC)の高額報酬に端を発した民間出身の取締役全員の辞任は、官民ファンドとは何かを改めて問う契機となった。 JICの生みの親は経済産業省官僚の糟谷敏秀である。東京大学法学部…
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産業革新投資機構<上>経産省に激怒した“ケンカまさ”の評判
「官民ファンド 高額報酬案 産業革新投資機構 年収1億円超も」 朝日新聞が2018年11月3日の朝刊のトップニュースとして報じた。9月に発足した産業革新投資機構(JIC)が、4人の代表取締役に…
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大東建託<下>創業者の多田勝美会長が保有株を売却した理由
騒動は2007年10月、社長を退いた創業者で筆頭株主で会長の多田勝美が持ち株を売却して引退すると表明したことが発端だった。投資ファンドは多田の保有分だけでなく大東建託の発行済み株式のすべてを取得し、…