赤き血のイレブン「ストライカー原論」
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<第16回>FW久保のニアへのシュートに「そうだ!」と声が
ロシアW杯アジア最終予選で日本代表は敵地のUAE戦、28日のタイ戦と2連勝を飾った。 この2試合で右サイドFWの久保が素晴らしい活躍を見せた。中でもUAE戦のゴールには「そうだ!」と声が出た…
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<第15回>気に掛かるクラブと愛すべきクラブ
25年目を迎えたJ1リーグが開幕した。 生まれ育った街のクラブ、実際に生活している街のクラブへの思いをつづらせていただこう。 浦和南高OBとしてJ1の浦和は、常に気に掛かる存在である…
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<第14回>岡野さんのアドバイスが今でも鮮明に残っている
前回コラムでJリーグ元専務理事の木之本興三さんを追悼させていただいたのに……。今回も悲しい記事となってしまった。今月2日、元日本代表監督の岡野俊一郎さん(日本サッカー協会第9代会長)が、肺がんで85…
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<第13回>Jリーグをつくった先輩の亡きがらは温かかった
古河電工サッカー部のチームメートだった木之本興三さんが亡くなった15日午後、私は総監督を務めるアブレイズ千葉SCのミーティングを行っていた。携帯に着信があった。木之本さんが社長を務める会社(エス・シ…
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<第12回>高校サッカーを見て昔と今の差を痛感している
日刊ゲンダイ愛読者の皆さま、明けましておめでとうございます。年末年始、いかがお過ごしでしたか? 高校サッカー選手権は3日に3回戦が行われたが、昨年12月31日に千葉市フクアリで行われた市立船橋(千葉…
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<第11回>浦和の攻撃サッカー放棄が鹿島に火をつけた
J1リーグのチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦(3日)は、年間勝ち点1位の浦和に先制されながら、同3位の鹿島がFW金崎夢生の2ゴールで逆転勝ちした。 通算1勝1敗とイーブンに終わったが、敵…
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<第9回>浦和には憎らしいくらい強いチームになってほしい
Jリーグのナビスコ杯は「YBCルヴァン杯」と装いを変え、15日に初めての決勝戦が浦和とG大阪との間で行われた。 試合は1─1のスコアから延長戦でも決着がつかず、PK戦で浦和が13年ぶりの優勝…
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<第8回>S級ライセンス講座で釜本邦茂さんに叱られた
26日に西が丘にある国立スポーツ科学センターで行われたS級ライセンスのリフレッシュ講座を受講した。ドイツから招聘したインストラクターが、今夏のEUROに出場した各国を分析。受講者の中には釜本邦茂さん…
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<第7回>W杯アジア最終予選2戦目敵地でのタイ戦は侮れない
リオ五輪の日本代表は善戦しながらも、グループリーグで敗退した。 試合ではDF陣のイージーミスからの失点が目に付いた。それもクロスにかぶったり、オウンゴールなど考えられないミスからの失点だった…
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<第6回>サッカー日本代表 リオ五輪メダル獲得の条件
夏休みに入って先週末は、総監督を務めるアブレイズ千葉SCの中学1年から3年まで総勢75人を引き連れ、静岡・御殿場の時之栖スポーツセンターで3泊4日のミニ合宿を実施した。朝から晩までサッカー漬け。一緒…
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<第5回>リオ五輪代表の“FW3人衆”をどう組み合わせるか
リオ五輪に臨む日本代表18人のメンバーが発表された。FWにはOA枠として浦和FW興梠が選出され、スイス・ヤングボーイズ所属の久保、英プレミアの名門アーセナル移籍が発表された広島FW浅野が登録された。…
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<第4回>欧州選手権を見て痛感した日本人FWと世界の決定差
フランスで開催されている欧州選手権(ユーロ)のイングランド―ロシア戦(12日)は、両国のFW対決に注目した。 イングランドには、16年ぶりに英国人としてプレミアリーグ得点王になった188セン…
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<第3回>トゥーロンの五輪代表のプレーで気になったこと
今夏のリオ五輪本大会を控え、日本代表にとってトゥーロン国際大会は「チームの完成度を高める」と同時に「選手選考(本大会は登録18人)」も兼ねている。手倉森監督には難しい作業の連続になると予想していた。…
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<第2回>大久保嘉人 イガグリ頭の頃から野性的ひらめきがあった
新潟の監督をしていた00年の天皇杯2回戦だった。地元で長崎・国見高と対戦した。試合は2─0で順当勝ちしたが、イガグリ頭の小柄なFWが目を引いた。スピードがあり、DFとの駆け引きがうまく、ゴール前での…
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<第1回>岡崎慎司の真価を証明したアフガン戦のゴール
古河電工(現J2ジェフ千葉)、日本代表の現役選手だった70年代は「4(DF)-3(MF)-3(FW)」のフォーメーションが多かった。 日本代表のCFは最強ストライカーの釜本邦茂さん。左ウイン…