本当は怖い国内食品
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いずれパンデミックも…人は豚の耐性菌に感染しやすい
豚の耐性菌で浮かぶのは、MRSAではないだろうか。黄色ブドウ球菌が耐性化したもので、感染すると肺炎、発熱、咳、痰、敗血症などがあらわれ、抵抗力が弱いと重篤になる。 オランダで養豚業者の家族が…
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国産豚肉の80%から耐性菌検出 養豚は抗生物質を大量投与
2010年に帝京大学医学部付属病院で多剤耐性菌による院内感染で多くの死者が出た。院内感染は今も頻繁に起こっているが、今のところメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やペニシリン耐性肺炎球菌感染症が…
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抗生物質を与えると鳥が早く太る
耐性菌による汚染の割合は、国産鶏肉が59%に対し、輸入鶏肉は34%だった――という厚生労働省研究班の調査結果を前回、紹介した。 鶏から耐性菌が検出されるのは、低濃度の抗生物質が、常時鶏の体内…
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国産鶏肉の59%から耐性菌検出 高齢者が感染すると死亡も
毎年、推定8500人の日本人が薬剤耐性菌で死んでいるという。そのうえ、悪夢の耐性菌といわれ、どんな抗生物質も効かなくなるカルバペネム耐性腸内細菌による死者も2ケタにのぼっていることもわかった。 …
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生野菜では取れない がんを防ぐ貴重な抗酸化成分の摂取法
前回、スーパーなどで販売されている「水煮野菜」は、加工処理の段階で、貴重な抗酸化物質が捨てられていると紹介した。抗酸化物質は、がん化の原因になる活性酸素を消す力がある。 話は変わるが、露地に…
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食べても無意味? 水煮野菜には抗酸化物質が残っていない
最近はスーパーに行くと、煮た野菜をそのままパッキングした「水煮野菜」が売られているのが目につくようになった。数年前とくらべると種類も増えたし、使い勝手もよくなったようだ。 野菜は、もちろん国…
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形や色だけは同じでも…ハウス栽培野菜の“中身”は別物
最近の野菜は、30年前と比べても“微量元素”が激減し、中身がスカスカになっている。なぜ野菜からミネラルやビタミンが消えてしまったのだろうか。 たとえば亜鉛だが、過剰であっても欠乏しても生殖能…
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中身はスカスカ…野菜からミネラルやビタミンが大幅に減少
別表は、文部科学省の「日本食品標準成分表」を参考に、代表的なミネラルである鉄分が、年を追うごとに野菜から減少している様子を表にしたものだ。 ミネラルだけではない。たとえば、肌の健康を維持し、…
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お米にも危険な農薬が…水田で使われ体に蓄積されていく
いかに輸入小麦が農薬にまみれているか、安全性に問題があるか、前回紹介した。 一方で米はどうか。実はもみ殻には大量のケイ素が含まれていて、いわば食べる部分をガラスコーティングしているようなもの…
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パンとパスタは危ない…輸入小麦は防カビ剤と混ぜられる
「お米とパンではどっちが安全ですか?」と尋ねられたことがある。もう十数年前のことだ。このときは迷わず「お米です」と答えた。その理由を説明する。 日本が小麦を輸入しているのは主にアメリカからだが…
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日本のこだわりを海外の生産者に強要し欧米に“買い負け”
野菜の色や形に異常にこだわるなど、ガラパゴス化している日本の農業。とくに、形に対するこだわりは、外国では考えられないほどだ。 たとえばトマトである。まず、サイズによって2L、L、M、S、2S…
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日本の農産物はまるで工業製品 2割は規格外で廃棄処分に
50代以上の方なら覚えているかもしれないが、昔のキュウリと今のキュウリはまったく違ったものだった。 今売られているキュウリは、表皮が黒光りして皮が厚く、硬い。ところが80年代までは、皮が薄く…
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「減農薬栽培」のカラクリ…危ない薬を使うと回数が減る
人間の神経系に作用することが分かっているネオニコチノイド系農薬。 ちなみにイチゴのニテンピラムというネオニコチノイド系農薬の残留基準値は、EUでは0・01ミリグラム/キロなのに、日本は500…
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果物にも使われる怖い農薬 米国では使用地域に発達障害が
人間にやさしいといわれて登場したネオニコチノイド系農薬。日本でも安全で使い勝手がいいといわれ、2000年以降は大量に使われるようになった。 ところが欧州など各国でミツバチが大量死したことで危…
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日本の農家が好んで使う “ミツバチ大量死”農薬の危険性
前回で触れたネオニコチノイド系農薬が登場したのは90年代だが、日本でも安全で使い勝手がいいといわれ、2000年以降は大量に使われるようになった。 ところが欧州など各国でミツバチが大量死したこ…
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EUに無農薬日本茶を輸出し…日本人は農薬つきを飲んでいる
日本の農薬の基準値がいい加減になったのは、1970年代に勃発した「日米レモン戦争」からではないだろうか。当時、レモンのほとんどはアメリカから輸入されていた。日本へ運ぶため、何カ月も船に積み込むからカ…
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おいしい「一番茶」は毒まみれ…高濃度で農薬検出の衝撃
日本の農家が大量に農薬を使っても問題にならなかった背景には、農薬の残留基準値があまりにもゆるすぎることにある。 たとえばお茶だが、農水省のホームページには、お茶の栽培に使われる農薬は、実に2…
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失敗できない農家が頼る農薬 使えば使うほど農協が儲かる
それにしても、なぜ日本は農薬を大量に使うのだろうか。農業の関係者にうかがうと、こんな理由が返ってきた。 まず1点目は、日本は高温多湿で害虫が多いから農薬をまく量が多くなるのは仕方がないという…
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消化器系のがんを誘発 2つの毒に汚染されている日本野菜
ホウレン草やキュウリなどの野菜は、化学肥料を大量にまくと硝酸態窒素が過多になる。硝酸態窒素は乳幼児には猛毒であり、大人では消化器系のがんを誘発するとされている。 EUでは硝酸態窒素の残留基準…
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“ガラパゴス化”する野菜 深緑色のホウレン草が危ない理由
農薬を大量に使う理由はまだある。 スーパーの陳列棚をのぞいていただくと、21センチ前後のキュウリが並んでいるはずだ。ホウレン草も30センチほどで、どちらも深緑色である。もちろん虫食いの跡は…