カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育
カブスの鈴木誠也(29)が止まらない。
日本時間3日のカージナルス戦に「3番・右翼」でスタメン出場。4打数2安打をマークした。同2日のカージナルス戦でも16号ソロを含む4打数2安打1打点。3試合連続マルチ安打をマークし、先発した今永を援護。140メートル弾は今季最長である。
前日のレッズ戦も5打数2安打3打点と大暴れしており、月間11度のマルチ安打はメジャー自己最多タイ。7月は25試合で打率.299、5本塁打、21打点、29安打。長打は13と夏場に入り、調子を上げてきた。広島の球団OBがこう明かす。
「誠也は気温が上がると調子も上がってくる。子供の頃の夏休みは、ヒマさえあれば父親に外に連れ出され、無理やり練習をさせられた。冷房が効いている部屋で涼んでいたら『体力が落ちる』とスイッチを切られたり、『外に行って走ってこい』とつまみ出されたそうです。誠也の父親はまるでアニメの『巨人の星』さながらのスパルタ式。幼少期から暑さの中での練習量が多いため、『僕は夏場から勝負どころの9月にかけて状態が上がってくるんです』と言っている。他の選手が失速する8、9月に強いんです」