１９７６年、長野県生まれ。１８歳で渡米し、ウェストバージニア州立大卒。スペイン・バルセロナ大学大学院で国際論修士。フランスやスペインを拠点に精力的な取材活動を続ける。１８年に「安楽死を遂げるまで
スペイン「コロナ封鎖」現地報告
-
コロナ禍で原点に…地球も人類も一度リセットすべき時
生まれて初めて外出禁止令なるものを経験し、一見、不自由そうな毎日を送っている。だが、コロナ禍が世界を襲ったことで、私は原点に戻って物事を考える日が多くなった。 今では、買い出し目的で３日に１…
-
外出禁止4週目で実感 日本人の規律にロックダウンは不要
高輪ゲートウェイ駅の開業に始まり、Ｋ―１、花見、しかも懲りずにパチンコ……。ホンの少し前まで危機感を持たずに人生を謳歌していた日本人がうらやましかった。 日本の一部では緊急事態宣言だけではな…
-
「今を生きろ」の魂でも…最悪の悲劇は他人を死に導くこと
普段は出張が多く、ほとんど家にいない私の体に異変が訪れている。外出禁止令２０日目。最低限の買い出しに行く気も起きないのだ……。ベランダに出て、外の空気を吸う。遠くから雄たけびが聞こえてくる。 …
-
経済危機下に大リストラ 医療費削減が招いた1万人の死
午後８時、いつも通り、ベランダに出る。町全体が賑やかになる唯一の時間だ。医療従事者を激励し、感謝の拍手を送る。それを毎晩、継続する理由が私にはあった。 スペインでは、新型コロナウイルス感染に…
-
キスにハグ…濃厚接触好む国民性が招いた“アウトブレーク”
一人、そしてまた一人と、見慣れた人物がテレビ画面から姿を消していく――。モンテロ平等相、サンチェス首相夫人、先月３０日には感染状況を毎日、スペイン国民に伝えてきた保健緊急警報調整局長が感染した。 …
-
渡米禁止からアッという間に“笑い声キスなし”自宅待機生活
欧米各国の現場に出かけ、記事を書き、本を書くのが私の仕事だ。今年２月から継続中の米国取材を仕上げるため、３月１６日、スペインのバルセロナからテキサス州ヒューストンに飛ぶ……はずだった。 出発…
