防災はじめの一歩
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<10>マンション防災の課題とは、自助を基本に地元と共助の関係をつくること
都市部はもちろん、地方でもマンションが増えている。今回はマンション防災を取り上げたい。いわゆるタワーマンションを含む大規模マンション(100戸以上)の防災上の課題は、どこにあるのか。 ◇ …
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<9>地域の防災活動「地方」と「都市部」それぞれの重要なキーワードと課題点
今年55歳の筆者は、大河ドラマの主役・渋沢栄一翁ゆかりの東京都北区王子の出身。当時は、下町と都会が混在した住みやすい雰囲気だった。大学卒業後は、仕事の関係で静岡県下田市をはじめ地方都市にも住む機会を…
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<8>台風が襲ってきたその時に備える 避難と準備「タイミング別」に総まとめ
9月は防災月間で、台風シーズンのほぼ中心時期でもある。それを象徴するように台風14号は、日本列島各地で被害をもたらした。今回は、台風の事前の備えについて、平時から台風発生・接近・襲来時までの3段階に…
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<7>警戒レベル3「高齢者等避難」発令での行動原理は「避難にどれだけ時間がかかるか」だ
「避難情報」の体系が今年5月、変更された。前回も触れたように、避難所に逃げるだけでなく、知人宅やホテル・旅館などへの分散避難、屋内安全確保など臨機応変の対応が求められる。今回は、その中でも重要な警戒レ…
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<6>とどまるか、逃げるか…5月改定の新体系をひもとき知る「避難」の意味
日本列島には秋雨前線がかかり始め、先週までの夏空から一転、全国的に雨の日が目立つ。9月は台風も多く、過去30年(1991~2020年)の平均で、月別の上陸数は8月を上回るトップだ。特に風水害に警戒し…
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<5>「BCP活用」を阻む3つの課題…大企業は8割策定も運用はイマイチ
災害が多発する日本では、個人の防災だけでなく、企業としての備えも重要だ。その中心にあるのが、近年クローズアップされているBCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)だが、…
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<4>職場で首都直下地震に遭ったら…会社で籠城&避難の「4つのステップ」
首都直下地震は、いつ発生してもおかしくないといわれている。もし職場にいる時に発生したら、帰宅抑制が実施されることになる。その注意点についてチェックしておこう。 ◇ ◇ ◇ 「帰宅困…
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<3>会社で被災…事前チェックと避難訓練で確認したいこと
テレワークの人はともかく、社会人は一日の多くを職場で過ごす。仕事中に被災する可能性はかなり高いだろう。職場における防災・危機管理についてチェックしておこう。 職場の防災も、自分の身は自分で守…
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<2>外出時に地震が…シーン別「安全確保」はこうする、持参しておきたいグッズは?
災害は、自宅や職場の中で起きるとは限らない。外出先で被災する可能性も十分ある。そこで、地震を想定して、外出先のシーンに分けて対策を考えてみたい。 どんな場所でも基本となるのが、目的地やそこま…
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<1>ハザードマップは必ずチェック! 過去の災害では半数しか見たことがないデータも
静岡県熱海市を襲った土石流災害では、7月2日午後0時30分に「土砂災害警戒情報」が発令され、翌3日午前10時30分に土石流が発生した。市の地域防災計画は、自然的条件として「急峻な地形のため平坦地が少…