著者のコラム一覧
森健防災・BCP(事業継続計画)アドバイザー

1966年生まれ。防災・BCP講座「BB.univ」学長。静岡県庁防災局(現・危機管理部)などで12年間、防災の実務を経験後、住友電装で新型インフルのパンデミック対策を指揮。官民双方の現場を知る防災のプロ。

<4>職場で首都直下地震に遭ったら…会社で籠城&避難の「4つのステップ」

公開日: 更新日:

 首都直下地震は、いつ発生してもおかしくないといわれている。もし職場にいる時に発生したら、帰宅抑制が実施されることになる。その注意点についてチェックしておこう。

 ◇  ◇  ◇

「帰宅困難者」が大きくクローズアップされたのは、東日本大震災発生時だった。もし首都直下地震が発生したら、東日本大震災とは異なる状況となるだろう。

 首都直下地震は、文字通り首都圏が震源域で、首都圏の被害は甚大になる。死者は2万3000人、建物は61万棟が焼失・倒壊するとされ、被災地域を徒歩で帰宅することは危険極まりない。発災直後の復旧もままならない状況で、道路が帰宅困難者であふれたら、自治体の災害応急対策に支障をきたすだろう。

 そこで東京都は、「帰宅困難者対策条例」を制定。各企業には、従業員に対する一斉帰宅抑制(会社の施設内にできる限りとどまること)が努力義務として求められている。つまり、職場で被災すると、籠城戦を余儀なくされるのだ。

①まずは家族の安否確認で気持ちを固める

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…