堀江謙一 元気は「頑張らない力」から
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高校ヨット部で人生激変 ヨット以外の目標を立てたことは一度もない
高校入学後、ヨット部に入ったといっても、ボク自身、ヨットのことはまったく分かっていなかった。 それでも先輩から話を聞き、ヨットの専門誌を読み漁るうちに、ヨットってこんなことができるんだと、そ…
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ヨットは観客のいないスポーツ 面白さを実感できるのは本人だけ
今年6月、単独無寄港太平洋横断を終え、日本に帰ってきてからは、旅行にも行っていませんし、外泊もしていません。どこかに出掛けて新型コロナに感染して奥さんにうつしたら、申し訳ないですしね。 行く…
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ゴールを迎えると「もっといい航海をしたい」という気持ちがマグマのように湧いてくる
地上と違って、海上にはホコリがありませんから非常に快適です。 聞こえるのは風と波の音だけ。朝、東の海に太陽が昇り、昼に真上に来て、夕方、西の海に沈んでいきます。晴れた日は毎日、その繰り返しで…
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一生懸命考えたところで時間の無駄 荒波も風もいったん受け入れてから対処する
6月4日、69日ぶりに海上から陸に上がりました。もっと歩きにくいかなと思いましたが、そんなことはありませんでした。 いつも長時間ヨットに乗って陸に上がると、地面が動いている感じが少しします。…
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日の出とともに迎える朝食の時間 航海中は「朝カレー」が定番の理由
これまでの人生を振り返っても、心が折れそうになったことや、大きな挫折を経験したことはありません。 航海中、大シケに遭っても放っておいたらいいんです。嵐はいつか過ぎ去ります。帆を下ろして、ロー…
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太平洋横断の原点は「何が何でもヨットマンになりたい」という強い気持ち
「世界最高齢での単独無寄港太平洋横断」と騒がれましたが、何も特別難しいことをしたわけではありません。 これまでの航海も何とかなりました。何度となくアクシデントに遭い、それを乗り越えることで体力…
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他人の目は関係ない! 目標に向かって困難を乗り越えることが楽しい
今回の太平洋横断で苦労したのは、出航前の準備が思うように進まなかったことです。 通常なら2週間でサンフランシスコまでヨットを運べるところ、新型コロナの影響で1カ月以上かかりました。3月にヨッ…
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Apple Watchも衛星電話も…便利なものは積極的に取り入れる
パスポートを持たずに“密出国”した60年前の航海では「出発してから120日間は、どこにも話さないで」と家族や友人にお願いし、航海中も誰かに見つからないか、ヒヤヒヤの連続でした。通信手段もなく、日本語…
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最も健康なのは航海直後 血液がハイペースで体中を走り回っているような感覚
3月26日にサンフランシスコを出航した直後、いきなり嵐に見舞われました。 翌27日夕方から28日朝にかけて、強風が吹き、波は高くなり、海は大荒れ。大きな雷の音が鳴り響きました。風が強く、ヨッ…
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世界最高齢83歳で太平洋横断「ヨットは不合理だから合理的にやりたい」
23歳の「密出国」から60年。83歳で迎えた今年、再び世界最高齢で太平洋横断に挑戦し、6月4日、69日間の航海を無事に終え、兵庫県西宮市の「新西宮ヨットハーバー」に帰ってきました。 夢を夢で…