仕事力がアップする経済ノート
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9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?
「このような厳しい状況を迎えていることは私自身、痛恨の極みです。世界で13万人以上の従業員とその家族の生活を預かる身として責任を痛感している」 日産自動車の内田誠社長は、11月7日の9月中間決…
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国連の女性差別撤廃委員会が日本政府に突きつけた「4度目の勧告」
国連の女性差別撤廃委員会は10月29日、日本政府に対し選択的夫婦別姓制度の導入を求める「最終見解」を公表した。今回の指摘は2003年以降4度目の勧告となった。 男女平等社会の実現を目指し、男…
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「訪問介護」中小の倒産が過去最悪…スタッフ高齢化、大手参入、コスト高が“三重苦”に
介護事業者(老人福祉・介護事業)の倒産が記録的な増加を見せている。2024年上半期(4~9月)の倒産は95件と前年同期(73件)をすでに22件上回って過去最高を記録。介護事業の中でも介護の軽度な人の…
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物価上昇指数は2.8%UPでも、生活者の実感は「15%超」…分析リポート担当研究員の見解は?
10月の飲食料品値上げは2911品目を数える。コメ不足による米価高騰や加工食品、ペット飲料などの大規模な値上げで年内最大の値上げとなった(帝国データバンク9月30日発表)。 原材料価格や物流…
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10.1内定式後も採用活動を続ける企業の本音…背景に人手不足と就活の早期化が
2025年3月卒業予定の大学生を対象にした企業の就職「内定式」が10月1日から実施されている。経団連が策定した「採用選考に関する企業の倫理憲章」で正式な就職内定日は10月1日と定められ、多くの企業が…
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ホテル代高騰でインバウンド向け“二重価格”が急増中…外国人は日本人よりは2~3割高く設定
先日、都心(中央区)のビジネスホテルを予約して改めて宿泊代の高騰に驚いた。1カ月前の予約で、平日のシングル料金は1万7000円が最安値だった。昨年同時期に泊まった時は1万2000円、一昨年は7500…
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観光業界で仁義なき「人材の奪い合い」勃発! 今年度の訪日客は過去最高の3500万人
コロナ禍を乗り越えた観光業界がいま、当時と真逆の観光客増加による生き残りのため新たな課題に直面している。 日本政府観光局が8月21日に発表した1~7月の訪日外国人観光客数は2106万9900…
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95%が森林に囲まれた徳島県那賀町は「エビの陸上養殖」で地域活性化 水槽は廃校の給食室に
徳島県那賀町が全国で初めて、自治体が独自にビジネスオーナーとなるエビの陸上養殖に取り組んでいる。同町から委託を受けたのは、7月30日付の同コラム、ホテル三日月「エビの陸上養殖をスタート」で紹介したS…
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単独高齢者の「身元保証サービス」にトラブルが10年で4倍…政府ガイドライン策定でも疑問点が
急速な高齢化と核家族化の進展で高齢者の単独世帯が急増している。世帯主が65歳以上の単独高齢者世帯は、2020年の737万8000世帯から50年には1083万9000世帯と、65歳以上世帯の約半数(4…
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「事業譲渡後の倒産」が急増する背景…2023年度は前年度比32%増
アサヒグループホールディングスは2023年9月、グループ会社「アサヒフードクリエイト」が展開する「アサヒビール園」など17店舗をコロワイドグループに売却。さらに24年9月には老舗料理の「なだ万」をオ…
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インバウンド急増で…「宿泊税」導入検討が全国自治体で相次ぐ
2024年上半期(1~6月)の訪日外国人旅行者数の累計は1777万7200人(日本政府観光局発表)。過去最高を記録した19年同期を100万人以上上回った。6月の訪日観光客数は313万5600人で前年…
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ホテル三日月が「エビの陸上養殖」スタートさせ注目!海外での消費量急増に対応
日本人は世界で有数のエビを食べる国民だ。2023年の1世帯当たりのエビ消費量は1.3キロ(総務省家計調査年報)、日本全体の消費量は23万トンを超える。 だが消費するエビの90%以上はインド、…
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日本の少子化は加速するばかり…「100年後の人口1500万人」の衝撃試算
人口減、少子化が急激なスピードで進み歯止めがきかない。総務省が6月20日に発表した2024年1月1日現在の日本の総人口は1億2414万3000人。前年同月に比べ60万9000人の減少(0.49%)と…
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「マイナ保険証」普及拡大へ支援金倍増でも…現場医師の批判は止まらない
マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」の普及拡大に政府が手間取っている。厚生労働省は5~7月を「集中取組月間」とし、また利用者の増加に応じこれまでの最大20万円の医療機関などへの支援金を40…
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6月から始まった増税「森林環境税」を考える
6月14日に届いた市民税の納税通知書に「森林環境税」1000円が徴収されていた。「森林環境税」は、2024(令和6)年度から国内に住所のある個人に対し課税される新たな国税だ。市町村において、個人住民…
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「骨太の方針」は強気だが…気になる中小企業の賃上げ・人手不足倒産
「現在、デフレから完全に脱却し、成長型の経済を実現させる千載一遇の歴史的チャンスを迎えている~」と冒頭で始まる政府の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)が閣議決定された。 原案では33年…
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今春闘は33年ぶり高水準だったが…大企業の賃金は上がっていなかった? データは語る
経団連が5月20日に発表した今年度の大手企業の春闘の賃上げは5.58%、労働組合の中央組織・連合は5.08%といずれも33年ぶりの高水準を記録。組合員300人未満の中小企業でも賃上げ率は4.45%と…
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「早期・希望退職」募集が続出する2つの理由…3年ぶり1万人超えへ
「早期・希望退職」を募集する企業が続出している。コロナ禍による業績悪化で人員削減する企業が急増した2020年(1万8635人、93社)、21年(1万5892人、84社)以来、3年ぶりの1万人超えが確実…
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TSMC進出の熊本地元企業は深刻な人手不足に直面…隣県の鹿児島にも影響が
半導体の受託生産で世界最大手の台湾企業「TSMC」の子会社「JASM」が熊本県菊陽町に建設中の第1工場が完成、2月24日に開所式が行われた。 同社はTSMCを中心にソニーグループの半導体子会…
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1~3月GDPはマイナス成長…実質賃金がプラスになるのはいつ?
2024年1~3月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質伸び率が前期比マイナス0.5%と2四半期ぶりのマイナス成長。年率換算ではマイナス2.0%となり、日本経済の足元への不安が明らか…