仕事力がアップする経済ノート
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医療機関の倒産は過去最多ペース…「ある日突然、病院がなくなる」地域が急増する衝撃
ある日突然、自分が通っている地域の病院がなくなる--。いま全国の医療機関でこうした危機的状況が広がりつつある。 帝国データバンクによると、2025年1~5月の医療機関(病院・診療所)の倒産は…
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進まない日米関税交渉が自動車業界を直撃…日本企業への影響もジワリ
6月15日にカナダで開催されたG7サミットで、日米トップによる関税交渉で一致したのは「協議を継続」だけだった。なかでも自動車関税で依然日米の隔たりは大きく、トランプ大統領が主張する25%の追加関税の…
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備蓄米を求めて近隣店舗を巡ると…コメ価格の4極化がますますクッキリ
6月13日までに沖縄県を最後に全国47都道府県で随意契約の備蓄米の販売が始まっている。小泉進次郎農相は16日、全国のスーパーで販売されたコメの平均価格が3週連続で値下がりしたことも明らかにした。値下…
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「業績連動型」は時代に合わない? ボーナスなくす大手企業の狙い…ソニーグループは4月から新報酬制度スタート
夏季賞与の支給日が間近になってきた。今年の春闘は過去最高水準を達成し、企業の満額回答も続いて支給額に期待するサラリーマンは多いだろう。こうした中、大手企業から賞与を廃止する動きが出始めている。 …
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「東京脱出」企業が増加する背景 コロナ禍収束で都心回帰進むはずが…本社移転は前年度比18%増
東京への一極集中で経済活動が東京に集中するなか、多くの企業が東京に本社を置いている。だが、いま東京から本社を転出させる企業が増加を続けている。 東京商工リサーチによると2024年度に他都道府…
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春闘賃上げ率は3期連続の上乗せならず…関税と物価高で企業業績はますます不透明に
今年の春闘は経団連が5月22日、定期昇給とベースアップを合わせた大手企業の賃上げ率を5.38%(1万9342円・前年5.58%)とする回答を発表。2年連続で5%台の水準を維持したものの、前年比上乗せ…
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回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に
インバウンドの入国外国人旅行者数が過去最高を継続中だ。2024年は累計で約3687万人と、コロナ禍前の19年(約3188万人)を上回った。今年1月から3月も過去最高を記録、累計では1053万7300…
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新社会人の8割以上が資産形成に関心…「貯蓄・投資意識」に見え隠れする不安
売り手市場の就職戦線を勝ち抜き新社会人となって2カ月、学生時代との違いに戸惑う新入社員も多いのではないか。そうしたなか、不動産サービスのGAテクノロジーズ(本社・東京、樋口龍代表)が社会人1、2年生…
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早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている
人手不足が続くなか、大手企業の人員削減が待ったなしで広がっている。2024年度に「早期・希望退職」を募集した上場企業は51社(前年度47社)、募集人数は8326人(同6247人)となった(東京商工リ…
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データセンターの地方分散が急加速 首都圏や大阪圏への集中から北海度、九州へ
生成AI(人工知能)の開発・活用から膨大なデータの処理能力を持つデータセンター(DC)の地方への進出が加速している。 ソフトバンクは子会社のIDCフロンティアと最先端のAI開発で北海道苫小牧…
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新車より高値の“逆転現象”なのに…中古車販売店の倒産が激増するナゼ
新車より中古車が高く売れる逆転現象まで生まれた中古車販売市場。コロナ禍で盛り上がった中古車市場が、いま販売不振で中古車販売店が行き詰まっている。 東京商工リサーチが行った「2024年度『中古…
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年収1000万円超プレーヤーが住みたい街トップ3の魅力とは?
1位「勝どき」、2位「晴海」、3位「豊洲」。住みたい街のトップ3がこの湾岸エリアだという。ただ、購入者は年収1000万円超えのプレーヤー。 不動産賃貸・売買サービスのMODERN STAND…
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トランプ氏は大統領令に署名…米国で広がる「出社義務化」に日本も追随するのか?
新型コロナウイルスの感染拡大を機に多くの企業が急速にリモートワークの導入を進めた。だが、ここにきてオフィス勤務に回帰する動きが国内外の企業に見られる。 米国では一部の大手企業が従業員にオフィ…
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2026年3月大卒の就職内定率は早くも5割に!売り手市場で初任給に敏感な学生が増加
人手不足で新卒採用の売り手市場が続くなか、2026年3月大学卒業予定者の就職内定状況は、3月1日時点で全体の47.7%(理系は男女共約6割)。前年同期比で4.5ポイント上回り、就活解禁のタイミングで…
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「転職者は急増」なのに「人材派遣会社は倒産」が増えているワケ
生産人口の減少に伴う労働力不足と働き方や処遇の多様化を背景に転職者の増加が続いている。 深刻な人手不足で売り手市場が活発化する一方、職業紹介業や人材派遣業などの人材関連サービス業の倒産が急増…
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春闘は大手の満額回答が相次ぐが…中小は業績低迷で格差拡大か?
NEC6.5%、日立製作所6.2%、第一生命とアサヒビール7%、大和ハウス10%、ゼンショー11.24%、富国生命8.6%、コスモHD6.7%、JFEスチール6.6%、味の素6%……。2025年大企…
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都心と千葉県を結ぶ「新湾岸道路」建設プロジェクトは動き出したが…課題は山積み
都心と千葉県を結ぶ、湾岸エリアの交通渋滞緩和を目指す高速道路「新湾岸道路」の建設プロジェクトが動き出した。 2024年1月に千葉県は沿線6市(千葉・習志野・浦安・市川・船橋・市原)と共に国土…
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最悪レベルの「エンゲル係数」が高齢者の生活を圧迫…ますます広がる“老後不安”の深刻度
エンゲル係数が43年ぶりの高水準だという。家計の消費支出全体に占める食料費支出の割合を示すエンゲル係数は、昨年28.3%(2人以上世帯)と1981年以来の最高水準を記録した(総務省2月7日発表、24…
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「生活実感の悪化と不安」が日銀のアンケートでクッキリ…消費者物価指数は3年4カ月連続で上昇
日本銀行は1月17日、「生活意識に関するアンケート調査(第100回 2024年12月調査)」の結果を発表した(全国の満20歳以上の個人4000人を対象に24年11月7日~12月3日調査、回答者209…
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日本の労働力人口は過去最多なのに…深刻な「人手不足」のなぜ?
深刻な人手不足が日本企業を襲っている。2024年に「人手不足」が原因で倒産した会社は、13年以降で最多となる289件(前年比81.7%増)となった(東京商工リサーチ2月3日発表)。 倒産の要…