巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

昨13日に宮崎での1次キャンプを打ち上げた巨人の話題は、「マー君」一色の様相だった。
なにしろ、日米通算197勝を挙げるあの田中将大(36)が、連日のように久保康生巡回投手コーチによる投球フォームの矯正を受けているのだから、メディアは大助かりだったろう。ヤンキースから楽天に復帰後の4年間で20勝33敗。昨季はわずか1試合の登板に終わった田中将が巨人に移籍して、手取り足取りの指導を受けてまで復活を期す。その覚悟を含め、確かにこれ以上の話題はなかった。
しかし、田中将の復活は、投球フォームの問題以上に、使い方だと私は思っている。
今後の調整、状態次第だろうが、巨人の首脳陣には、田中将を先発ローテーションの5番目、6番目に置き、場合によっては登板間隔を十分に空けながら、若手と併用する構想もあると聞く。2023年オフにクリーニング手術を受けた右肘の状態、36歳という年齢、ここ数年の成績などを考慮してのプランだと思うが、私は反対だ。
彼は、24勝無敗というとんでもない成績を置き土産に移籍したヤンキースで、7年通算78勝を挙げた。常にワールドシリーズ制覇を狙い、メジャーで随一のプレッシャーにもさらされる名門チームでエースを務めただけに、
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