60歳からの健康術
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性感染症編(12)「梅毒」発覚した144人の病期はいつが多いのか
梅毒の感染拡大が止まらない。国立感染症研究所が9月21日に発表した統計データによると、第37週(9月12~18日)で新たに144人の新規感染者が見つかり、今年の累計は8746人となった。年内1万人を…
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粗暴化する高齢者の性欲制御術 70歳以上の暴行検挙人員は10年で2倍
若々しいのはいいが、粗暴な振る舞いで周囲に迷惑をかける高齢者が増えているのはいただけない。警察庁が作成した「令和2年の刑法犯に関する統計資料」によると、年齢層別暴行検挙人員について平成23(2011…
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性感染症編(11)サル痘の国内患者数は3人 怖がり過ぎる必要はないが…
世界保健機関が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態だと宣言しようとしたサル痘。性的接触を含む接触感染によるこの病気は60歳以上でも注意が必要だ。しかし、最近は話題に上らないが、どうなっているのか?…
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性感染症編(10)60代以上が梅毒から身を守るために気をつけるべきこと
梅毒の感染拡大が止まらない。国立感染症研究所が発表した感染症発生動向調査2022年第35週(8月29日~9月4日)によると、梅毒の全国の新規感染者数は190人。東京49人、大阪26人が目立つ。今年の…
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性感染症編(9)高齢者は性行為なしでも性器ヘルペスを発症する場合がある
病気は治療すれば必ず治ると思い込んでいる人がいる。しかし、治療しても体のどこかに病原体が潜み、加齢で免疫が低下すれば再発する病気もある。そのひとつが性感染症である性器ヘルペスだ。「性感染症 プライベ…
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性感染症編(8)梅毒だと入所できる老人ホームが限られる可能性も
梅毒の感染拡大が止まらない。国立感染症研究所が8月26日に発表した統計データによると、同8~14日で新たに101人の感染者が見つかり、今年の累計は7241人となった。このままのペースでいけば1万人を…
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性感染症編(7)フレイルとの関係 ドスンと座るようになったら要注意
体の衰弱は足腰に表れる。その主な原因は筋肉量の減少にある。実はこの筋肉量の減少に性感染症も関わっていることをご存じだろうか? 「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)の著者で日本性感染…
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性感染症編(6)増え続ける60歳以上の性感染症 原因は?
枯れて性感染症とは縁遠くなるはずの60歳以上の性感染症が増えているという。どういうことか。「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)の著者で日本性感染症学会の功労会員でもある「プライベー…
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性感染症編(5)EDだけじゃない 糖尿病の男性は包皮炎に注意
糖尿病を放っておくと、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害といった合併症を発症することが知られている。しかし、それは男性のプライベートゾーンにもさまざまな異変を引き起こす。「性感染症 プラ…
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性感染症編(4)60歳以上の「いきなりエイズ率」は50%以上 免疫力低下で発症も
最近アッチ系の経験がないから性感染症は自分とは無関係。そう思い込んでいる人は多いが、考えを改めた方がいい。自分でも気づかないうちに感染していて、免疫力が低下した高齢者になって症状が出る性感染症もある…
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性感染症編(3)感染リスクの男女差に意外な理由 性活動だけではない
男女平等、男女同権が当たり前の世の中になってきたが、体のつくりが異なる以上、病気については当然男女差がある。性感染症も例外ではない。 「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)の著…
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性感染症編(2)股間のかゆみの意外な原因 糖尿が進行して…
汗ばむ季節になると股間のかゆみに悩む人が増える。その中には意外な病気が隠れている場合がある。皮膚が衰え、体の無理が病気となって表れがちな60代以降は股間のかゆみを甘く見ないことだ。「性感染症 プライ…
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性感染症編(1)80代の患者も…思い当たる出来事があればすぐ検査を
年をとると性欲も衰え、弱々しく、枯れてくる──。若い頃はそう思っていたが、実際に「いい年」になっても異性を求める気持ちは変わらない。そんな元気な60代は性感染症への備えが必要だ。「性感染症 プライベ…
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40歳以上の半数が目の不調を自覚 「眼精疲労」をどうするか
年をとると体のあちこちの疲れが出やすくなる。目も同じだ。いわゆる「眼精疲労」も多くなる。どうすればいいのか? 「自由が丘清澤眼科」(東京都目黒区)の清澤源弘院長に聞いた。 「日本眼科啓発会議の…
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老眼は進行すれば遠くも見えなくなる 原因は水晶体と毛様体の老化にあり
近くがぼやける、焦点が合わない。老視(老眼は俗称)は目の老化現象の代表的な症状だ。その原因は眼球の周りのピント調節の働きをする毛様体筋が衰えた結果と考えられる。さらに、レンズの働きをする水晶体の調節…
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糖尿病網膜症(2)治療法はレーザーや手術から注射へ
前回、失明リスクの高い「糖尿病網膜症」への注意を促した。今回はその治療法について自由が丘清澤眼科の清澤源弘院長に聞いた。 「この病気が厄介なのは、無症状で進行することです。視力低下や視野が狭ま…
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糖尿病網膜症(1)日本の糖尿病患者の15%が患う目の病気
新型コロナによる巣ごもり生活で血糖値が上がり、糖尿病予備群や糖尿病を発症する60代以上が増えている。そこで注意したいのが糖尿病網膜症だ。どんな病気か? 自由が丘清澤眼科の清澤源弘院長に聞いた。 …
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眼科編(13)片目が突然、見えなく… 「一過性黒内障」は脳梗塞の前兆
片方の目が突然見えなくなった。しかし、しばらくしたら元に戻った。年のせいで立ちくらみでもしたのだろうが見えるようになったので問題ない──。多くの人はそう思うかもしれない。だが、その症状の裏には重大病…
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眼科編(12)「シャルルボネ症候群」は加齢黄斑変性症の12%が経験
いないはずの人やモノが見える──。ドラマや怪談話では過去に悪行を重ねた人が年をとって生々しい被害者の幻影に苦しめられるシーンが登場する。多くの人は作り話と思うだろうが、必ずしもそうとは言えない。実際…
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眼科編(11)眼球周囲結合組織のたるみから起きる目の病気
年をとると全身にたるみが出てくる。それは目も同じだ。顔や体のたるみは見た目が悪くなるだけだが、眼筋のたるみは見え方も変えてしまうから要注意。たとえば眼瞼下垂だ。まぶたが下がってきて見えにくくなる病気…