習近平「アジア皇帝」への野望
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米式は「平」中式は「通」…自国呼び寄せが大国外交だ
安倍首相は17日まで、エストニア、ラトビア、リトアニア、ブルガリア、セルビア、ルーマニアと6カ国を歴訪中で、「どの国も日本の首相が訪問するのは初めて」と自負している。それでは、中国は2018年の外交…
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2年ぶり南北会談 「双暫停」主張の中国は織り込んでいた
9日についに実現した南北閣僚級会談。板門店の韓国側施設「平和の家」で、韓国の趙明均統一相と北朝鮮の李善権祖国平和統一委員会委員長が、北朝鮮の平昌オリンピック参加問題について話し合った。これに先駆けて…
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習近平政権の人気を押し上げる「霧霾」「低端人口」対策
新年快楽! 連載が150回を迎えました。今年も中国のディープでホットな生情報をお届けしてまいります! というわけで、年末年始に北京へ行ってきた。毎年正月に、極寒の北京で定点観測を始めて25回…
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股房市崩盤、硬着陸、陥入恐慌…18億人が怯える最悪事態
「アメリカにとってはビッグなクリスマスプレゼントかもしれないが、中国にとっては巨大な爆弾だ。トランプサンタが中国羊の毛を刈り取るのだ」(中国の経済学者) 暮れも押し詰まった現地時間22日、トラ…
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習政権に“ITビッグ3”辛勝 北京「自動運転車」開放政策
〈習近平総書記新時代の中国の特色ある社会主義思想を北京で根づかせるため、また産業のレベルアップと高度な最先端経済の構造を築くよう導くため、北京市は自動運転車の試運転を積極的に支持することとした……〉 …
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「開放路線」vs「規制強化」…経済政策をめぐる権力闘争
18日から北京で始まった中央経済工作会議は、20日まで3日間にわたって、来年のGDP目標や物価目標、それに金融政策の方針などを決める。 中国経済の好材料は、アメリカの好景気の影響を受けた輸出…
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製造業躍進のウラで要求される日本企業の“技術移転”
中国中央テレビ(CCTV)2チャンネル(財経チャンネル)が12日晩に放映した年末恒例の「財経フォーラム」で、「今年の製造業の顔」に3人の経営者が選ばれた。中国最大の白物家電メーカー・格力の董明珠会長…
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エルサレム問題 トランプの真の狙いは人民解放軍絡みだ
6日にトランプ大統領が発表した、イスラエルのアメリカ大使館をエルサレムに移転するという「爆弾宣言」の余波が、中国にも飛び火している。北京では、「これはトランプの新手の中国包囲網だ」と疑心暗鬼になって…
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「北京をハゲにするハゲ」の大号令で市内の看板が消えた
「北京をハゲにするハゲ」――北京市トップの蔡奇党委書記に、2200万北京市民は、こんなニックネームをつけている。 蔡奇氏は、習近平主席の福建省・浙江省勤務時代からの腹心の部下として知られ、今年…
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国有企業の“強強連合”で世界一のEVメーカーを誕生させる
先月17日から26日まで開かれたアジア最大の自動車イベント、第15回広州モーターショーは、展示自動車数1081台(うち世界初披露車47台)、観客動員数67万人、内外のメディア2432社、記者数974…
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北朝鮮を想定…人民解放軍の演習「厳寒2017」の凄い中味
11月30日午後に中国国防部の軍事提携弁公室で行われた、月に1度の呉謙(ウー・チエン)国防部新聞局長(大佐)の会見は、前日に北朝鮮が発射したICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星15」への対応に、記者…
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経済界の訪中団 期待は「シーノミクス」と「一帯一路」
先週20日から26日まで、経済界が250人超という史上最大規模の訪中団を北京に繰り出した。 「習近平政権の外交戦略『一帯一路』は素晴らしい」「ぜひ日本企業も中国14億人の生活向上に貢献させてほ…
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習政権の反腐敗闘争でネット当局トップが“生贄”にされた
「反腐敗闘争は永遠に路上にある!」 先月の第19回共産党大会で、習近平総書記が高らかに宣言して以降、私は毎日夕方6時すぎになると、中央紀律検査委員会のHPをチェックしていた。何せ党大会で、「過…
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動乱サウジのムハンマド皇太子と習主席は親密な関係で…
トランプ大統領を北京に迎えて「28兆円契約」を成立させ、ベトナムAPECで「主役」を張り、同国とラオスを公式訪問。14日深夜に帰国したばかりの習近平主席だが、一息つく間もなく、16日には緊急電話が、…
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日中経済ブーム到来 18年は中国企業の“日本進出ラッシュ”
安倍首相が先週11日にベトナムで習近平主席と、13日にフィリピンで李克強首相と、初となる「ダブル首脳会談」を行ったことで、日中関係に好転の兆しが見えてきた。中国の経済官僚に言わせると、「5度目の日中…
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中国“独身の日”から生まれた流行語「億元クラブ」の凄さ
「買(マイ)! 買(マイ)! 買(マイ)!」 11月11日、14億中国人が、爆買い狂騒曲を繰り広げた。もうすっかり日本でもお馴染みになった「双(シュアン)十一(シーイー)」(独身の日)と呼ばれ…
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ベトナムAPEC最大の関心は米中2800億ドル契約のおこぼれ
「中国を好きか嫌いかと言えば、オレは大嫌いだ。だがそうは言っても、中国はカネ持ってんだよな……」 これは、10月下旬に来日したフィリピンのドゥテルテ大統領が、安倍首相につぶやいたとされる言葉だ…
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中国のホンネは「物騒な北朝鮮を早く崩壊させてくれ!」
「安倍首相は、本当にトランプ大統領とケミストリーが合うように見受けられた。前任のオバマ大統領と違って、小難しい話をしてこないし、オープンマインドなところがいいらしい。よく言えばリラックスムード満開の日…
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北京ダックでもてなし 中国にも吹き荒れる“トランプ台風”
日本はこの3日間「トランプ旋風」が、いや「トランプ台風」が吹き荒れたが、韓国訪問を経て、8日にトランプ大統領を待ち受ける中国も、「台風襲来」への備えに余念がない。 中国国営メディアの担当記者…
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習政権が気合いを入れるEV振興策 充電5分で走行100キロ
習近平総書記を礼賛しまくる第19回共産党大会の真っ最中で、ほとんど話題に上らなかったが、10月19日、中国の国有自動車メーカー4位の長安汽車が、「シャングリラ計画」なる計画をブチ上げた。中国の経済紙…