習近平「アジア皇帝」への野望
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李首相が電撃来日し安倍首相に「一帯一路」参加を促す
中国の「微笑外交」が止まらない。今年後半に、5年に1度の共産党大会を控えている習近平政権は、周辺諸国に“作り笑い”を振りまいているのだ。 習近平主席は先週(6月7~10日)、カザフスタンを訪…
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米国の「パリ協定」離脱で中国とEUが反米同盟を結成へ
「アレはそもそも、アメリカ側から深く頼まれて、こちらが妥協してやったものだ。それをアメリカの方からひっくり返すとは、一体どういうことだ!」(中国の外交関係者) 中国の怒りが収まらない。アレとい…
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香港の新聞に登場した91歳・江沢民元主席「最後の勝負」
今月15日に64歳の誕生日を迎える習近平主席がスゴみを増している。先月には首都・北京の党委書記(市トップ)に、三段跳びで自らの福建省・浙江省時代の子飼いだった蔡奇氏(61)を就任させてしまった。5年…
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大学教授が公開した給与明細書で判明した“税金ドロボー”
中国の三大名門大学といえば、清華大学と北京大学、そして上海の復旦大学だが、習近平主席の母校・清華大学、李克強首相の母校・北京大学に比べて、復旦大学には政府に対する“反骨精神”があふれている。 …
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28年ぶりの国債格下げに猛反発「悪いのはムーディーズ」
中国で「穆迪的打撃」(ムーディーズ・ショック)の余波が収まらない。 5月24日、米大手格付け会社ムーディーズが、中国の長期国債格付けを「Aa3」から「A1」に引き下げた。最上位から数えて4番…
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急増する中国の若者“超華僑”たち 「日本はまるで20世紀」
「“地下銀行”を利用して財産をごっそり移し、東京で暮らすことにしたの。北京時代に比べて、給料は2割減ったけど、家賃も物価も東京の方が2割安いから、生活はトントンだわ」 こう語るのは、北京出身で…
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エスカレートする“台湾イジメ” 武力統一を危惧する声も
5月20日、台湾の蔡英文政権が、ひっそりと1周年を迎えた。蔡氏の支持率は28%だ。現在の台湾に、あの1年前の政権交代の興奮はない。1周年当日は、総統府に身体障害者の児童らを招待しただけだった。台湾政…
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北ミサイル発射の意図 標的は800キロ先の北京だ
14日早朝、北朝鮮が再びミサイルの発射実験を行った。10日に韓国で、北朝鮮に融和的な文在寅政権が発足したばかりというのに、一体なぜ? という声が日本では上がっている。だが中国では、「やはり来たか」と…
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一帯一路フォーラム 中国が中心に行う「五通」
人は見た目が9割、という言葉があるが、国家についても、ある意味同じことが言える。 今月14日と15日は、中国が「アジアの盟主」であることを見せつけた2日間だった。習近平政権が威信を懸けて開い…
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韓国新大統領への警告「中韓蜜月はあり得ない」
9日の韓国大統領選は、大方の予想通り、文在寅候補(64)が勝利した。これで韓国は、10年ぶりに左派政権の誕生となった。 中国は、この結果をどう見ているのか。中国の外交関係者が語る。 「…
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「一帯一路」へ参加要請か 李克強首相の来日をスッパ抜く
まだ何も発表されていないが、日中外交当局者の間で今、李克強首相の日本訪問の準備が着々と進められている。2013年3月に発足した中国の現政権のトップ習近平主席、ナンバー2李克強首相ともに、いまだ来日し…
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ネット上で拡散「金正恩がジムで撃たれて重傷」
今からちょうど1週間前の4月11日、中国全土で一斉に次のような「ニュース」が、WeChat(中国版LINE)で拡散された。 〈韓国KBS通信社の速報! 北朝鮮の最高司令官である金正恩将軍が、今…
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習近平主席が大号令 荒れ果てた農村「雄安を開発せよ!」
「雄安」――。北京はいま、この話題で一色だ。 雄安というのは、北京から南に125キロ行ったところにある河北省の荒れ果てた農村の地名である。2月23日、習近平主席が突然、この地を視察に訪れて、大…
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米中首脳会談 「シリア空爆」が中国に好都合だった理由
「今回の『習特会』は、中国外交の大勝利だった。習近平主席一行は、得意満面の様子で凱旋帰国したよ」 こううそぶくのは、中国の外交関係者だ。「習特会」とは、現地時間の4月6日、7日に米フロリダ州で…
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日中首脳会談でトランプ政権が迫る3つの難題への対応策
安倍晋三首相が訪れてからはや2カ月、あのフロリダ州のトランプ大統領の豪華絢爛な別荘「マー・ア・ラゴ」に4月6日と7日(現地時間)、習近平主席がやって来る。 「質素倹約を旨としているわが国家主席…
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海外M&Aに「待った」 国家主席のお友達も標的に
中国で習近平主席と親しい経営者の会社を「習近平銘柄」と呼ぶが、「習近平銘柄」の代表格といえるのが、「中国首富」(中国ナンバーワン富豪)こと王健林・万達集団総裁だ。 胡錦濤時代に不動産業で財を…
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李首相が大風呂敷 国有企業の負債が国民に押しつけられる
3月15日に閉幕した全国人民代表大会は、年に11日間しか開かれない「中国の国会」だが、今年は特に習近平主席をあがめ奉る雰囲気が顕著なシャンシャン大会だった。 そんな中で、李克強首相は中国経済…
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激震の中国経済金融界 「ミスター人民元」のクビが飛ぶ
「中国の資金流出に歯止めがかからない中、ついに周小川・中国人民銀行総裁がクビになる」 こんな噂が、北京の金融街で流れ始めている。国際社会では「ミスター人民元」と言われ、中国国内では「一人之下万…
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李克強首相の“最後の会見” 2時間17分に及んだ遺言の中身
「私は常に思ってきた。中国には大卒が1.7億人もいて、8億人もの労働者がいる。これは巨大なパワーだ」 「経済の開放を不断に進めること、小さな政府を目指すこと。こうした前進また前進は、中国が発展し…
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韓国・朴前大統領の罷免はTHAAD配備と密接な関係にある
〈朴槿恵の大統領失脚は、THAADのたたりだ。「活該!」(ザマあみろ)〉 〈THAAD配備を中止するまで「韓国鬼子」(韓国人の蔑称)を中国から放逐せよ!〉 アメリカによるTHAAD(終末…