習近平「アジア皇帝」への野望
-
世界が注目する「ミスター人民元」の意外な後継候補は?
5年に1度の共産党大会を終えた中国で、次に世界が注目しているのは、「ミスター人民元」こと周小川・中国人民銀行(中央銀行)総裁の後釜に、誰が座るのかということだ。周総裁は12月に就任15年を迎えるが、…
-
安倍首相も真っ青 習近平「超一強体制」は2035年まで続く
日本は周知の通り、総選挙の結果、「安倍1強体制」の継続となったが、中国は民主的な選挙も行われないまま、「習近平超1強体制」が構築されつつある。 18日に開幕した5年に1度の中国共産党大会は、…
-
中国の共産党大会終了後に「日中関係は改善に向かう」
「共産党大会が終わったら、日中関係は改善するのではないか」 北京ではいま、こんな楽観論が流れている。そのココロは――。 まず中国側は、「習近平超一強時代」が幕開けする。それに伴って、何…
-
18日開幕の共産党大会で習主席の「超一強体制」が万全に
「この5年来、党中央は困難に立ち向かい、開拓前進し、古きを新しきに改め、統治に精励し、巨大な政治的勇気と強烈な責任感でもって、具体的で多くの新たな歴史的特長を持った偉大な闘争を進行させてきた……」 …
-
中国発の官製流行語 「誰もがハッピー」は本当なのか?
現在、世界で一番、幸福な人々は誰か? 答えは、14億中国人民である。 18日から第19回共産党大会を控えた中国では、「習近平総書記を核心とするこの5年間で、中国国民がいかに幸せになったか」が…
-
中国で拡散する「百合経済学」 都知事は首相よりも偉い?
「百合経済学って、いったい何だ?」 先週末、例によって中国メディアから、いくつもの問い合わせの電話がかかってきた。「百合経済学」とは、6日に小池百合子都知事が、「希望の党」の公約発表時に突然掲…
-
中国は「共産党大会」の終了まで北朝鮮への経済制裁なし
いま永田町ではやっているブラックジョークがある。 <選挙期間中だというのに、安倍首相が執務室にこもりっきりで出て来ない。不審に思った秘書官が、そっと執務室のドアを開けたところ、中から神妙な声が…
-
北京で囁かれる「年明けに東アジアで大紛争が勃発する」
「人民解放軍の出兵は、北朝鮮が先か、台湾が先か……」 北京の中南海(最高幹部の職住地)では、こんな物騒な声が囁かれるようになった。 10月1日、中国は68回目の国慶節(建国記念日)を迎…
-
中国紙「安倍政権はいつひっくり返ってもおかしくない」
クイズを一つ。中国メディアが、最も好んで引用する日本の新聞は? 答えは、日刊ゲンダイである。私は普段、中国の新聞を10紙近く読んでいるが、「日刊ゲンダイによれば~」という記事を、この5年近…
-
北朝鮮の水爆実験 ロシア住民は避難したが中国人民は…
25日の晩、いくつもの中国メディアから、私のところへ電話がかかってきた。「来月の日本の総選挙の展望は?」という内容かと思いきや、さにあらず。彼らが聞いてきたのは、お騒がせの隣国の件だった。 「…
-
米トランプの「ロケットマン」発言に熱狂する中国人民
アメリカ国内では、何かと評判の芳しくないトランプ大統領だが、中国での人気は抜群だ。何せ「特朗普(トゥランプー)」(特別に朗らかな庶民)という漢字名を付けたほどである。 先週、そんな「特朗普」…
-
反日ムードの中…中国政府が期待する「岸田政権」の誕生
安倍首相とかけて金正恩委員長と解く。そのココロは? 選挙(占拠)するぞ! 冗談を言っている場合ではない。だが北京の習近平政権から見ると、東方の「平壌の主」と、その向こうの「東京の主」は、似た…
-
大国外国にまい進 中国が日本を必要とする時代は終わった
安倍首相は今週、北朝鮮の核ミサイル問題を巡って、国連総会で華々しい「NY外交」を繰り広げ、月末からの臨時国会と来月のトリプル補選に弾みをつけたいと意気込む。中でも「NY外交」の目玉にしたかったのが、…
-
中国が密かに進める有事対策 国境付近に難民収容所を確保
国連の安全保障理事会で、アメリカが草案を作った北朝鮮への新たな制裁決議は、モメにモメた。それは、北朝鮮に対する石油や天然ガスの禁輸、金正恩委員長の海外資産の凍結などが含まれていたからだ。 中…
-
山尾議員「渉婚外恋スキャンダル」に中国が大騒ぎの理由
「渉婚外恋(シャー・フン・ワイ・リエン)」――。日本発のこの4文字のニュースが先週末から、中国メディアを賑わせている。これは「不倫」を意味する中国語。そう、「週刊文春」の不倫報道で民進党を離党した山尾…
-
10月共産党大会後…「米中は軍事作戦を話し合っている」
「なめとんのか、三胖は!!」 9月3日、北朝鮮が6度目の核実験を強行した。同日晩に、北京の外交関係者に電話を入れたら、日本語に訳すとこのような言葉がしっくりといくような怒りを炸裂させた。“三胖…
-
19回共産党大会 「習王体制」を実現できず乱世が到来する
中国に乱世がやってくる――。10月18日から第19回中国共産党大会を開催することが、先週中国で発表された。 5年前の第18回大会で、8779万人の共産党員のトップに立った習近平総書記は、“盟…
-
日本とインドによる「中国挟撃論」に猛反発する理由とは
29日にも再び北朝鮮がミサイルを発射し、日本を震撼させたが、先週防衛省は「もうひとつの脅威」に騒然となった。 それは、8月24日に中国空軍のH6爆撃機6機が、沖縄本島と宮古島の間を通過して、…
-
相次ぐ中国人女性の悲劇に「日本に行くと殺される」の声
<また中国人が日本で殺害された!> 8月24日、中国国営新華社通信は、こんなセンセーショナルな見出しの記事を報じた。 今夏、中国のネットやSNS上では、「わが国の女性が日本へ行くと殺さ…
-
まるで脅し 習政権が仕掛けた「2つの大国」への貿易戦争
「2つの大国との貿易戦争に勝つのだ!」 習近平政権はいま、経済官僚や外交官たちに向かってゲキを飛ばしている。「2つの大国」とはアメリカとインドのことだ。 先週18日、ライトハイザー米通…