平成居酒屋30年戦争
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1号店から10年「串カツ田中」はファミレス化で大人気に
「串カツ田中」(運営・串カツ田中ホールディングス)が成功したのは、創業社長の貫啓二(48)と、現女性副社長・田中洋江(47)との出会いがあったからだ。 ■女性副社長の父のレシピで成功 貫…
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リーマン後急成長「鳥貴族」飲み放題1192円でライバル打破
鳥貴族創業者の大倉忠司(59)は、東大阪市の出身。高校2年生の夏、ビアホールでアルバイトをしたのが飲食業に入るきっかけだった。専門学校を経てホテルのレストランに勤めた。この時代に地元の「全品230円…
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「大庄」加速する魚離れで100店舗閉鎖 和食の継承に危機感
大庄は「庄や」と「日本海庄や」を2枚看板に、「大庄水産」や「やるき茶屋」など三十数業態あり、直営503店舗、FC154店舗、計657店舗を全国展開している。今期「板前がいるまちの酒場。庄や」を掲げ、…
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M&A17回で急拡大「コロワイド」巨額負債からの復活あるか
コロワイドは「手作り居酒屋 甘太郎」からスタート。合計17回のM&A(合併・買収)を繰り返し、焼き肉「牛角」のレインズインターナショナル、回転寿司「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイトなどを傘下に収めて…
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ブラックと叩かれ…「ワタミ」は創業者不在の間に人材流出
居酒屋「つぼ八」創業者の石井誠二の通夜が東京・品川区の桐ケ谷斎場で行われたのは、今年3月28日午後6時からだった。一般人としての葬儀ではあったが、弔辞は石井の一番弟子を自他共に認める参院議員でワタミ…
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1700店舗展開「モンテローザ」はホワイト企業に脱皮なるか
居酒屋「白木屋」「魚民」「笑笑」「山内農場」など35業態約1700店舗を展開する「モンテローザ」は、長時間労働などから2018年度のブラック企業大賞にノミネートされた。そのモンテローザが、人手不足を…
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酎ハイブームの火付け役「村さ来」の店舗数は最盛期の13%
養老乃瀧、つぼ八と並んで居酒屋チェーンの“旧ご三家”を形成した「村さ来」。なかでも居酒屋業界のイノベーションに最も貢献したのが、村さ来の創業者・清宮勝一(故人)だった。 清宮は北海道根室市出…
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後継者難で閉鎖店舗相次ぐ「養老乃瀧」が復活賭ける新業態
大衆居酒屋チェーンの元祖・養老乃瀧は、2017年から「養老牛丼」を復活販売し、今年4月には神宮球場でテークアウト専門店の「つばめ食堂」を初出店、「養老牛丼」を中核に食堂業への再参入を模索している。 …
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「鮒忠」に訪日外国人が殺到 高級化と専門店化で生き残る
居酒屋チェーンの元祖・鮒忠は昨年11月、江戸料理と芸者のお座敷遊びが楽しめる割烹「浅草 草津亭」の事業を承継、今年3月12日にグランドオープンした。これまで鮒忠は、焼き鳥とウナギの「居酒屋事業」「食…
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イオングループに身売り つぼ八は創業者の解任が痛かった
時代は、平成から令和へ。この30年間、居酒屋チェーンの勢力図も大きく変わった。 栄枯盛衰。いかに生き残りが厳しいかを象徴するのが、居酒屋チェーンを代表する老舗「つぼ八」が、平成30(2018…