ジャンボ尾崎DNAの神髄
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パターグリップは両手に力を入れず「ホールド」したほうがよい
わが国ではクラブを握ることを「グリップ」と言う。ところが、米国で「100万ドルのインストラクター」と人気のあったボブ・トスキは、「ホールド」という言葉を使った。 トスキは、「力を入れずに軽く…
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パットはシャット気味に真っすぐテークバックする
「パットは振り子の要領」といわれる。 グリップを支点に、パターヘッドを重りのように左右に振ってボールを転がすのだから、振り子のような動きをしているのは確かだ。 しかし、静止状態でパター…
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ロングパットの練習では「寄せる」ではなく「入れる」
10メートル以上もあるロングパットの練習は、カップの1メートル以内に寄せようと一生懸命のアマチュアをよく見かける。 しかし、ジャンボ尾崎は「ロングパットも入れる練習をしている」と言った。 …
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パットは左目の下にボールをセットするとオーバースピンがかかり転がりがよくなる
「パットはボールにヘッドをぶつけるんじゃない。ヘッドを左手で引いて右手首の角度を変えず、押すようにボールを転がしてやるんだ」とジャンボ尾崎は力説した。 「ボールを転がす」とは「ボールを順回転させ…
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止まるボールを打つにはピッチショットは手元を小さく、ヘッドは大きく動かす
時計の9時から3時ぐらいのハーフスイングができる距離なら、アベレージゴルファーでもサンドウエッジでかなり止まるボールが打てる。 しかし、振り幅が小さくなる30ヤードほどのアプローチをピッチシ…
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「ピッチエンドラン」は右、左へと体の向きを変えて距離感を掴む
グリーン回りから巧みなテクニックを見せて勝ち星を積み上げたジャンボ尾崎は、アプローチをピッチエンドランとピッチショットに分けている。 ターゲットの途中までボールを上げて、落下地点から転がすの…
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アプローチは「どうインパクトを迎えるのか」を考える
かつてジャンボ軍団を取材した後に、ジャンボ尾崎が若手に教えていることを思い出しながら練習したことがある。 見ていると自分でも試してみたくなる技を、若手にうまく伝えていた。 右、左と片…
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アプローチはフェースにボールを乗せる 左手の小指、薬指、中指の3本指でしっかりと
「アプローチは打つんじゃない。フェースにボールを乗せるんだ」 と、ジャンボ尾崎はうるさく言った。 パットと同じようにコツンとヒットして転がすアプローチももちろんある。 しかし、…
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バックスイングは右ひざに体重を乗せる トップで左足が上がるか
ゴルフスイングは回転運動だとよくいわれる。 だから「肩を回せ」「腰を回せ」と、「回す」という言葉がよく使われる。 しかし、ジャンボ尾崎のポリシーは「体を回す」ではなく、「体をひねる」…
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ダウンスイングは左足から始動…全身でクラブを振り切って飛ばす
「バックスイングで体をひねったら、ダウンスイングは左足から動き始めて左手でクラブを振り切れ」 ジャンボ尾崎は軍団の若手にそう教えた。 バックスイングでは右足親指の付け根で地面をしっかり…
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クラブは左手リードで最後まで振り切ると、曲がらず飛距離アップ
米国ではボビー・ジョーンズの時代から「ゴルフは左手のゲームだ」といわれている。 左腕でリードしてクラブを振り切ったほうがショットは曲がらず、飛距離も出るからだ。 ところが日本では、「…
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飛ばしの秘訣! フォロースルーでヘッドスピードを加速させる
ゴルフスイングは円運動とか回転運動だとよくいわれる。しかし、ジャンボ尾崎は「バックスイングは体を回すのではない、ひねるのだ」とよく言った。回転ではなく捻転だという。 そして、ダウンスイングか…
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引っかけ防止はフォロースルーでシャフトを立てる
ショートアイアンは、ツアープロにとってはバーディーを取るためのクラブだ。ピンを狙う番手だが、ロフトの大きいクラブで狙い打ちする際に一番神経を使うのは「絶対、左に引っかけないことだ」と言うプロが多い。…
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右手を離してサンドウエッジを振り抜き、左手リードを覚える
「右手でヘッドを打ち込むんじゃない。左手で低く長く振り抜いてやるんだ」 軍団に入ってきた若手にアイアンショットを教えるとき、ジャンボ尾崎はそう言って、左手一本でサンドウエッジ(SW)を振り抜く…
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ダウンブローの本質 トップからの切り返しは「右肩を下げない」
「アイアンはダウンブロー」とよくいわれる。しかし、ダウンブローは和製英語であり、正しくはディセンディングブロー(下降打)である。 かつて、「100万ドルのインストラクター」といわれ、米国で絶大…
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スタンスをやや左、両肩はボールを飛ばす方向に
大学出の若手プロがジャンボ軍団に入り、スイングを見るとクローズスタンスで右を向いて、右から左にドロー系のボールを打つプロが多かった。 「左に曲げるのが怖いので、だんだん右を向くようになった」と…
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インパクトでは右手首の角度を変えない
昔から「インパクトはアドレスの再現」といわれている。だから、ゴルフはまず最初に、正しく構えることから始めなければならないと教わる。 しかし、ジャンボ尾崎に言わせると逆で、「インパクトをイメー…
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バックスイングは右ひざの上に体重を乗せる
ゴルフスイングは背骨を軸にした回転運動だといわれている。 「スイング中に頭を動かすな」とうるさく指摘されるのも、頭は背骨の上に乗っているという理由からだ。 頭を動かさずに体を回せば、背…
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ドライバーは横から払うように振り切る
「頭はボールの後ろ(ビハインド・ザ・ボール)」がスイングの鉄則と昔からいわれている。 特にドライバーはティーアップしたボールを横から払うようにして振り抜いていくのだから、インパクトで頭はボール…
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バックスイングするときアドレスの前傾姿勢を変えずに体をひねる
ゴルフは下(フェアウエー)にあるボールを打つのだから上半身を前傾して構えたら、その体勢からバックスイングしなければならない。だから「肩はタテに回してバックスイングしなければならない」と教えるティーチ…