ジャンボ尾崎DNAの神髄
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「アッパーには打ってない」とジャンボ本人 インパクトゾーンはヘッドが水平に動く
ジャンボ(尾崎将司)はヘッド体積が200cc前後とまだ小ぶりだったメタルドライバー時代から7センチのロングティーを使った。 ジャンボがアドレスすると、ボールがヘッドの上に全部出るぐらい高くテ…
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2つに大別できるアドレス 右手を振り切るには「左手リード」が不可欠
構え方(アドレス)は大きく2つのタイプに分けることが出来る。 1つは体の中央よりやや左に手を構えて、正面から見ると左腕とシャフトがほぼ真っすぐになる「逆K字形アドレス」。 もう1つは…
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ダウンスイングは左足の親指で地面をつかみ腰を押し込む
「ダウンスイングは下半身から」とよく言われる。 ところが、ジャンボ(尾崎将司)は「左足から」とより明確に言った。 手とクラブが完全に上がり切るかどうかというところで左足は左に動き出した…
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スイングテンポが違ってもドライバーは最後まで振り切る
試合ではジャンボ(尾崎将司)のドライバーショットを近くでじっくり観察した。100%に近いフルスイングでギャラリーを沸かしたり、ホール状況によっては80%ぐらいのコントロール気味のスイングをすることも…
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テークバックはヒールからインサイドに引く フェースと右手のひらは同じ向き
ジャンボは軍団の若手に、「バックスイングはフェースを開くな」とうるさく教えた。 フェースを開いてバックスイングするとクラブは楽に上がる。しかし、これでは体が十分に回らずにクラブは目標線の外に…
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アイアンショットは「ボールを打ち抜く瞬間」に決まる
習志野CC(千葉県)での研修生時代に、ジャンボ(尾崎将司)はコースが休みになると同じグループで河川敷の錦ケ原ゴルフ場(埼玉県)でよく練習した。 所属の勝俣大三郎プロを取材に行くと、「尾崎が練…
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バックスイングは「バケツの水を遠くへ放る」要領で
バックスイングでクラブを外に上げるアマチュアがいれば、逆にインサイドに引き過ぎるアマチュアもいる。 いずれも体を回さずに手でバックスイングしているためだといわれる。 だから、バックス…
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ダウンスイングの切り返しはアウトステップ
プロテストにトップ合格した直後、習志野CCで取材したときのジャンボのスイングは今でもはっきりと目に焼き付いている。ドライバーショットをするとき、ジャンボは両肩が両足かかとの間にすっぽり入るかなり広い…
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スライスに悩むアマチュアはフックグリップがお勧め
左手をかぶせたフック(ストロング)グリップでゴルフを始めたジャンボ(尾崎将司)は、プロテストに合格した翌年からスクエアグリップに変えた。ツアープロにスクエアグリップが多いのは「フェードとドローを打ち…
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プロ2年目にフックグリップからスクエアグリップへ変更
1969年10月にプロテストをトップ合格した直後に、習志野CCで取材したジャンボ(尾崎将司)はフックグリップだった。左手の親指をあまり伸ばさずにショートサム気味に、シャフトのセンターよりやや内(右)…
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「ドライバーはしっかり振り切ったほうが飛んで曲がらない」
プロテストに受かり、初めて習志野CCで取材したときのジャンボ(尾崎将司プロ)はフックグリップだった。左手をかぶせて親指と人さし指の付け根にできるV字を右肩に向け、それに合わせるように右手にできるV字…
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ドライバーはアッパーではなくレベルブロー インパクトゾーンが長くなる
ドライバーはアッパーブローだ、というレッスンをよく目にする。 他のクラブよりティーアップを高くして、トップから下降してきたクラブヘッドがスイングアーク最下点を過ぎて上昇し始めたところでボール…
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ボールにパワー伝えるには「ふところ」が大事
ゴルフは地面にあるボールを打つため、上体は前傾して構えなければならないことは誰でも分かっている。問題はどういうふうに前傾したらよいか、だ。 スイングは体を捻転することによって生まれるパワーを…
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フォロースルーが飛ばしに不可欠 スピードを出すように振り切る
尾崎将司が「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」を立ち上げ、世界で勝てる選手の育成に乗り出した。現役時代から軍団を率いて多くのチャンピオンを育てている。 1964年に徳島・海南高校のエースとして春…