ジャンボ尾崎DNAの神髄
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アイアンは低く振り抜く バックスイングとフォロースイングの大きさは「8対2」
藤田寛之のミスショットを誘い出したジャンボ尾崎の見事なリカバリーショットがある。 2002年全日空オープンの最終ラウンドだ。 2オンも可能な左ドッグレッグの17番パー5(579ヤード…
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ダウンブローはボール先の芝を長く削り取るようにヘッドを低く振り抜く
ジャンボ尾崎は男子ツアー最終戦「日本シリーズ」で大会最多の7勝を挙げている。 7勝目は1996年。初日に1イーグル、9バーディー、1ボギーの62で回り単独トップに立つと、一度も首位の座を譲ら…
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インパクトは「点」ではなく「ゾーン」 左ひざにゆとりを持たせて振り抜く
「ダウンスイングは左足のヒールダウンから」というレッスンがある。 ドライバーショットでは、バックスイングで上体を十分にひねることによって上がった左足かかとを地面に戻す(下ろす)と同時にダウンス…
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バックスイングしたらトップは右足一本立ちができるぐらい状態を捻転
「バックスイングは肩を回せ」「ダウンスイングは腰を回せ」と、ゴルフレッスンには「回す」という言葉がよく出てくる。 ■スイングは「回す」ではなく「ひねる」 だから、スイングは「回転運動だ」…
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アップした左足かかとは構えた位置より数センチ左にダウン
1970年、プロテストに合格した当時のジャンボはドライバーショットでは左足かかとを上げずにバックスイングした。若い頃は肩幅より広いスタンスで、ヒールアップしなくてもバックスイングで体がよく捻転したか…
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ダウンスイングは「スライド&ターン」切り返しは「がに股」になる
ダウンスイングと同時に右足かかとを上げるアマチュアが多い。つま先立っているように見える。 しかし、ジャンボのドライバーショットを連続写真で見ると、ダウンスイングは右足かかとを地面につけたまま…
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トップからクラブは左足、左手で引っ張り下ろして自然なタメを作る
バックスイング始動からトップまで上がったら、そこからボールに向かって右手でクラブを振るアマチュアが多い。 しかし、ジャンボは軍団の若手に、トップからダウンスイングに切り返すとき、「ボールに向…
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テークバックは芝を掃くようにヘッドを低く動かす
男子ツアーで飛ぶ鳥を落とす勢いがあったジャンボ軍団にも話をよく聞いた。軍団メンバーを取材すると、ジャンボがどんな教え方をしているか、よく分かる。 アマチュアは肩が上下に動いているだけで、体が…
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バックスイングはボールの投げ方の同じ 腕の振り方、体の使い方に共通点
ジャンボ(尾崎将司)はジュニアゴルファーに、「バックスイングで右に動け」と教える。そう言われても右に動くのをためらうジュニアが多い。「動いてない、もっと動け」と何度もうるさく言われて、ようやく右に少…
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インパクトの形をイメージしどこにクラブを振り抜くのかを考えて構える
ジュニアゴルファー育成のために自ら主宰する「ゴルフアカデミー」で、ジャンボは「インパクトをイメージしてアドレスするように」と教える。 プロのアドレスを見ると、ドライバーショットでは上体を少し…
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タイヤチューブを使うドリル ダウンスイングは左足から動き始める
ジャンボ(尾崎将司)は昔、軍団メンバーに自転車のタイヤチューブを引っ張らせた。 タイヤチューブを頭上からぶら下げて、それを両手で引っ張り下ろすことで下半身と左手(腕)の使い方を教えた。 …
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ボールを飛ばすためにはクラブを「速く振らず、重く振る」
ボールを飛ばす大きな要素は「インパクトのヘッドスピード」といわれる。 だからヘッドスピードの数値を上げようと一生懸命にクラブを振り、ボールを強く叩こうとするアマチュアが多い。 しかし…
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テークバックはヘッドを低く後方にずらす オーバースイング防止に効果的
アマチュアのオーバースイングは、ジャンボに言わせると「バックスイングで体をひねっていないからだ」となる。体をひねることができない原因は、テークバック始動でクラブをいきなり上に向かって振り上げるからだ…
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ゾーンでボールをとらえるにはレベルブロー ボールの高さに合わせて水平に振る
ドライバーはティーアップを高くして、アッパーブローにボールをとらえたほうが飛ばしには最適とよくいわれる。 ダウンスイングでクラブヘッドがスイングアークの最下点を過ぎて上昇を始めたところでボー…
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直道の克服法 オーバースイング修正は「振り切るイメージ」を持て
練習場でアマチュアのスイングを見ると、トップの収まりが悪く、オーバースイングになっている人が多い。素振りは特に問題がないのに、いざボールを打つときになるとトップで左ひじが折れてヘッドが大きく垂れ下が…
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肩はタテ回転よりヨコ回転のほうがスピード出る 前傾姿勢を保って肩は水平に回す
ゴルフはボールに対して上半身を前傾して構えてスイングするのだから、肩はタテ回転だと教えるプロがいる。 しかし、ジャンボ(尾崎将司)は軍団メンバーに、「上体の前傾を保ったまま、肩を水平に回せ」…
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飛距離アップは頭のチェックから! 右足のほうに頭を構えてアドレスを
ツアープロの多くはドライバーショットで頭の位置を右足寄りに構えている。ところが青木功のようにスタンス真ん中に構えるプロもいる。 何でこんなことを言うのかといえば、アドレス時の頭の位置によって…
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ダウンスイングで右のパワーを生かすには左のリードが欠かせない
ジャンボ軍団はシーズンオフになると、習志野にあったジャンボ邸に集まり、野球のバットでいろんな練習をした。 プロ野球選手が使うバットは長さ75~85センチ、重さ900グラム前後。だが軍団メンバ…
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構えは正しいインパクトをイメージする 頭はボールの後
「インパクトはアドレスの再現」とよくいわれる。 しかし、誰にでも当てはまる言葉ではない。 プロなら正しくボールの後ろに頭を構えているので、アドレスを再現するような感覚でスイングができる…
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ボールを飛ばすには「専用バット」での素振りが一番効果的
今年6月に行われた女子プロテストをトップ合格したのは、「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」出身の18歳、佐久間朱莉だ。中3でアカデミーに入り、ジャンボから最初に言われたのは、「とにかく振り切れ」だった。…