鈴木エイト カルトな金曜日
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スラップ訴訟で見えたのは統一教会・N国党・産経新聞の“連動”だった
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の信者が私を名誉毀損で訴え、1100万円の損害賠償を求めた訴訟の1審判決が出た。先月31日、東京地裁は原告の請求の一部を認め、私に11万円の支払いを命じた。 …
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10時間超のフジテレビ会見と「フリー記者」
先月27日に行われた10時間超に及ぶフジテレビの会見。私はメディア出演や収録で短時間外した以外は、最初から最後まで会見場にいた。 冒頭から怒号が飛び交い、似たような質問が無駄に繰り返されるな…
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記者会見は参加不可…生体験した「石丸構文」で感じた危うさ
先週、いわゆる「石丸構文」を生体験した。ただし、問題になった記者会見の外でだ。 一連の経緯を振り返る。昨年の東京都知事選で次点だった石丸伸二氏は15日に都庁記者クラブ会見室で新党設立会見を予…
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統一教会解散命令、山上徹也初裁判、スラップ訴訟対応…2025年も闘いは続く
年が明けた。今年の大きなトピックは、何といっても統一教会(現・世界平和統一家庭連合)をめぐる動きである。 まず、解散命令。一昨年10月に文科大臣が解散命令を請求し、東京地裁で非公開審理が続い…
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安倍昭恵氏とトランプ夫妻の面会写真に抱いた違和感
「なんとも名状しがたい気持ち」 米フロリダ州にあるトランプ次期大統領の私邸「マールアラーゴ」で開かれた非公式の夕食会に安倍昭恵氏が出席した。笑顔でトランプ夫妻との3ショット写真に納まる昭恵氏を…
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疑惑だらけの兵庫県知事選 合っていないのは公選法か時代か
ある種のカオス状態だった兵庫県知事選の余波は大きくなるばかりだ。逆境から再選を果たしたはずの斎藤元彦知事と斎藤陣営でSNS戦略を担ったと主張するPR会社代表に公職選挙法違反の疑惑が浮上。刑事告発がな…
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トランプ返り咲きで「外圧」期待 沸き立つ統一教会界隈
米大統領選の結果に統一教会(現・世界平和統一家庭連合)関係のSNSアカウントが沸き立っている。来年1月に返り咲くトランプ前大統領が日本で審理が進む解散命令請求の風向きを変えてくれると期待しているのだ…
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注目し取材を行った候補の当落は「2勝2敗1分け」…衆院選を統括する
第50回衆院選が終わった。 私が注目し、取材を行った候補者の当落を振り返り、今回の総選挙を総括しておきたい。 まず私の地元でもある東京9区では、公示直前に自民党への復党が認められ、公…
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公示前から波乱…取材から逃げる衆院選候補への審判は?
衆院選の取材を連日続けているが、この選挙は公示前から波乱だらけだ。 東京9区をめぐっては、公選法違反で3年間の公民権停止が明けた菅原一秀元経産相に自民党への復党が認められる不可解な裁定がなさ…
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牧原秀樹法相にもボランティア支援 自民党と統一教会は総選挙をどう戦うのか
衆院が解散されて事実上、総選挙(15日公示、27日投開票)に突入した。「一切の関係を断つ」と一方的に言われ、トカゲの尻尾切りのごとく自民党から見捨てられた統一教会(現・世界平和統一家庭連合)はどう動…
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安倍元首相と統一教会…総裁応援室スクープで進む「答え合わせ」
「統一教会問題、忘れていませんよね?」 前回のコラムの最後に、私は各政治家へこう問いかけた。予言したわけではないが、9月17日付の朝日新聞1面トップに衝撃的なスクープが掲載された。2013年の…
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「統一教会を忘れていませんか?」私は政治家に何度でも問いかける
12日、告示された自民党総裁選(27日投開票)。小林鷹之前経済安保相と小泉進次郎元環境相、上川陽子外相の出馬表明を取材し、すべての会見で質問する機会を得た。それぞれの候補の背景から統一教会(現・世界…
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「そこまで言って委員会NP」での発言を切り取り、「鈴木エイトは主張を変えた」…に反論する
今月18日に放送された読売テレビ「そこまで言って委員会NP」での私の発言が、物議を醸している。 私はこの番組の特集「お盆に日本の宗教について考える」の統一教会(現・世界平和統一家庭連合)をめ…
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HPVワクチン訴訟 本人尋問「衝撃事実」で広がる波紋
「腕や指先の痙攣が止まらず、ベッドの上で手足をばたつかせて跳ね回る少女」 子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)の副反応として報じられた映像が脳裏に残っている人は多いだろう。「危険なワクチン」と…
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「宗教迫害」アピールを続ける統一教会は要警戒だ
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への解散命令請求をめぐり、東京地裁において非公開での審理が続く中、教団サイドは解散命令を逃れようと、さまざまな動きを見せている。 全国各地で信者がデモや街…
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安倍元首相銃撃から2年…事件現場で向けられた嫌悪と罵声
今月上旬、安倍晋三元首相銃撃事件の取材のため奈良へ行った。 これまでも数カ月おきに現場である近鉄大和西大寺駅北口へ足を運んできた。その情景を目に焼き付け、発生当日の思いを忘れないようにするた…
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7.7首都決戦「選挙漫遊」で見えた都知事選候補者たちの戦略
さまざまな話題が飛び交う東京都知事選(7日投開票)。各候補者の街頭演説を見て回った。いわゆる「選挙漫遊」である。 まず6月22日夜、池袋での内海聡候補の演説をチェック。内海氏の肩書は「医師」…
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HPVワクチンをめぐるナラティブとエビデンス
今月中旬、東京都練馬区内で開かれたワクチンに関するドキュメンタリー上映会を取材した。「HPVワクチン!それでもあなたは、打ちますか?私たちの声を聞いてください!子宮頚がんワクチン被害者は訴える」とい…
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反ワクチン・反WHO大規模集会で見えたのは「信者ビジネス」展開と「陰謀論2世」培養
5月最終日の金曜午後、東京・日比谷公園の大音楽堂で反ワクチン・反WHOを掲げる大規模集会「WHOから命をまもる国民運動大決起集会」が開かれた。 平日にもかかわらず、4月に池袋で行われた500…
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小田原市長選も統一教会に焦点当て思わぬ収穫 あの「賛同議員」に直撃すると…
選挙中は、政治家を直接取材できる貴重な機会である。普段、表に出てこない政治家も街宣や応援のため有権者の前に姿を見せるからだ。私も疑惑の追及から逃れようとする政治家への直当たりを選挙中に行ってきた。 …