解散命令に即時抗告した統一教会だが、財産隠しもバレて大慌て

東京地裁が3月に解散を命じた統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の周辺が慌ただしい。地裁の決定によると、教団には宗教法人の清算後も1000億円に上る財産が残ることが判明した。教団が実質吸収した宗教法人「天地正教」に帰属させる決議を16年前に行っていたためだ。一連の報道に教団は抗議文を出し、火消しに躍起になっている。
統一教会の田中富広会長は地裁決定後の会見で「全ての財産が没収され、10万人の信徒が通う教会もなくなる」と主張していた。だが、2009年に統一教会系の霊感商法会社が摘発され、教団本部への家宅捜索が秒読みとなっていた時期に役員会を開き、解散命令による清算後の残余財産を天地正教へ移す手はずを整えていた…
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