久坂部羊 楽な老い方
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「100歳まで生きてしまう。死ににくくなった」時代
令和になってからますます「人生100年時代」がクローズアップされている。日本人の平均寿命は男性で81.05歳、女性が87.09歳にまで延びた(2022年厚生労働省の簡易生命表から)。 長寿を…
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「私はがん検診を受けたことがありません」
日本人の死因のトップは「悪性新生物」、すなわち、がん。死亡数の2021年推計値は、約37万8600人。2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで死亡するという統計がある。 それでも「人はなぜ…
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虐待の悲劇を回避…ケアマネージャーの指導で奥さんの介護が上手になった男性
13年間の在宅医療で多くの認知症の人を診てきた「人はどう老いるのか」の著者でドクターの久坂部氏。 「多くの人は自分が認知症になるかどうかを気にしますが、連れ合いがいる場合は相手が先に認知症にな…
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死の恐怖から解放されて…認知症になると悟りを開いた表情に
認知機能が衰えることが決して悪いことではないと、前向きな捉え方をする作家でドクターの久坂部羊氏。著書「人はどう老いるのか」で認知症になってしまうと患者はとても楽になると述べている。 「車いすで…
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少しボケてきたかなと懸念するシニアに「孫の名前」を聞いてどうする?
認知症にはネガティブなイメージがもたれている。かつて「老人性痴呆症」といわれていたのが、2004年厚生労働省によって「認知症」と改定された。覚えていないことにおののき、羞恥心や他人に迷惑がかかるなど…
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「病気のせいではありません、年のせいです」
「人はどう老いるのか」(講談社現代新書)の著者で医師の久坂部羊氏は、「リハビリに幻想を持ってはいけません」と指摘する。 「40代の頃にデイサービスの高齢者医療に携わったときのことです。脳梗塞で車…
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年寄りはなぜ尊敬されなくなったのか?
かつては「長老」や「古老」など尊敬された高齢者。だが、日本人の寿命が延びて、平均寿命が男81.05歳、女87.09歳(2022年)となった現在、尊敬される高齢者は激減している。 高齢者はなぜ…
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優秀だった人ほど「老い」を受け入れられない
「若いときから優秀だった人は、人生で得たものが多い分、失うつらさにも耐えなければならないという意味で、苦しいはずでしょう。仕事で高い地位についていた人は、リタイアして普通の人になることに抵抗があると思…
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70歳を超えた吉田拓郎は心情吐露も…「老いるといいことがない」は本当か?
70歳を超えた吉田拓郎がある番組で「老いるといいことがない」というニュアンスの言葉を吐露した。体力が衰えてくるため、ライブもしんどいと率直に語っていた姿が印象的だった。 吉田拓郎に限らず、老…