がんや心臓病より怖い
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孤独<11>定年後対策としてのクラウドソーシング
サラリーマンにとって定年は大きな節目です。サラリーマンは会社組織に属しているため、社会とのつながりは、会社を介した間接的なものになりがち。仕事仲間とも、会社があればこその付き合いです。退職によって、…
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孤独<10>ICTが中高年を救い認知症予防になる?
社会的孤立や孤独感を解消する決定打はありません。定年までに複数の趣味をつくる、地元のサークルや自治会の活動に参加する、なにより夫婦仲を改善して熟年離婚を避ける、などが定番。しかしそれができないからこ…
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孤独<9>現役世代の「孤独感尺度」平均は男女とも37~40点
孤独感といっても個人的な感覚ですから、共通の基準がないと医学的な評価ができません。そこで現在は「UCLA孤独感尺度(第3版)」と呼ばれる手法が、世界標準として使われています。 〈表〉に示した2…
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孤独<8>高リスクの人とその予備群に共通する人の特徴
孤独になりやすいひとの筆頭は、「一人暮らし」「男性」「65歳以上」の3つの特徴を満たすひとと、その予備群。 国立社会保障・人口問題研究所が行った「生活と支え合いに関する調査(2012年)」に…
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孤独<7>血液検査でうつ病を診断しようという試みが各国で
孤独と関係が深いうつ病。従来は質問シートや面談をもとに、精神科医が知識と経験に照らし合わせて診断を行っていました。しかし最近、血液検査でうつ病を診断しようという試みが各国で始まっています。 …
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孤独<6>遺伝子検査で自殺リスクが分かる?
遺伝子レベルで自殺の研究が進んでいます。自殺者や自殺願望の強い人と、そうでない人のサンプルを集め、遺伝子を比較して、違いを見つけだそうというのです。 すでにいくつかの遺伝子が候補として見つか…
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孤独<5>高血圧・高血糖・不眠の陰に「コルチゾールの上昇」あり
孤独感が強まると、血中の「コルチゾール」濃度が上昇することが知られています。血流や代謝を活性化させ、ストレスから身を守る、大切なホルモンです。コルチゾール濃度が上がると、血圧と血糖値が上昇し、脳が覚…
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孤独<4>「社会脳」の発達障害で「孤独脳」が完成する
同じような状況に置かれても、強い孤独を感じる人もいれば、あまり感じない人もいます。単純に性格や慣れの違いとは言い切れず、幼少期の環境なども関わっているらしいと以前からいわれていました。さらに最近、医…
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孤独<3>歯磨きや入浴の回数が減ったら要注意
孤独感にさいなまれると、目に見えるさまざまな症状が出てきます。まず日常的な身の回りのことが面倒になってきます。 流し台が洗い物でいっぱい、歯磨きや入浴の回数が減ってきた、女性なら化粧がおっく…
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孤独<2>離婚・別居は近親者の死より深刻
健康に悪いといっても、単身生活そのものが悪いのではありません。問題なのは「孤独感」。数年前「おひとりさま」という言葉がはやりましたが、ひとりでも人生を楽しめる人は、あまり心配いりません。 ど…
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孤独<1>10~44歳で死因1位の自殺は孤独とも密接に関連
今年の1月、イギリスで「孤独担当大臣」なるポストが新設されました。日本でも独居老人や孤独死などが問題視され始めています。しかし“大臣ポストまでつくるなんて、大げさではないか”と思われている人も多いこ…