男性不妊症のすべて
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精液に問題がある人はなぜ短命なのか? 健康のバロメーター
男性不妊症は精液所見の結果で診断されます。そのため、全身の状態を詳しく調べることなく、体外受精などの不妊治療に進む場合がほとんどです。でも、本当に精液に影響を与えたであろう、全身の状態を調べなくてい…
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自転車に長時間乗ることが不妊症の原因になるって本当?
男性不妊症の外来では、「どんな運動が精子に良くないですか?」「自転車は男性不妊症の原因になりますか?」といったスポーツ活動に関して聞かれることがしばしばあります。今回はスポーツ活動が男性の生殖機能に…
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「フィニッシュ」が苦手な男性にはカウンセリングと行動療法を
男性不妊症の患者さんの中には、元気はあるのに射精がうまくいかずに悩んでいる方が少なくありません。これを「射精障害」と言います。 射精は思春期を過ぎた男性なら当たり前のようにできていると思いま…
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男性不妊症の疑いがある場合は何科を受診すればいいのか?
みなさんは風邪をひいたら近所の内科クリニックを受診するのではないでしょうか。それでは、男性不妊症を疑った場合に精子の状態を診てもらうには何科を受診すればいいと思いますか? おそらく近所の内科…
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子供が欲しいのに元気がない場合の原因と治療は?
平成27年度の厚労省の全国調査によると、男性不妊症の原因の第2位は「性機能障害」(13.5%)でした。性機能障害には「勃起障害」と「射精障害」があり、それぞれ6.1%と7.4%という結果でした。 …
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肌つやつや、ひげもあまり生えない男子高校生に問題はある?
精子は男の子が生まれてすぐに作られるわけでなく、第二次性徴が始まらないと精子形成は起こりません。第二次性徴とは、思春期になって現れる性器や性器以外の身体の各部分に見られる性の特徴を指します。具体的に…
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男性の治療はどのように進んでいく?患者の6分の1が無精子症
男性不妊症の疾患の中で最も重篤な病態は、精液の中に1匹も精子が見られない「無精子症」を呈する状態です。平成27年度の全国調査の結果によると、精液所見別患者数では7176人中、1185人(16・5%)…
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精巣をうっ血させる精索静脈瘤の手術は高校生でも受けるべきか
精索静脈瘤の治療原則は、内精索静脈を遮断することでよりスムーズな血流をもたらし、精巣へのうっ血を改善させることです。ただし、健康な男性の15%に精索静脈瘤が認められると言われているので、外科的手術を…
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男性患者の診察、診断は具体的にどのように行われるのか
男性不妊症の外来では、陰部の診察を必須にしています。 「Aさん、ズボンと下着を脱いで横のベッドに寝てください」 まずは、陰毛の発育状態、陰茎の大きさ、陰嚢の状態を観察します。次に陰部の…
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良い精子を作るために改善するべき「4つの生活習慣」
不摂生な生活が精子の悪化と関係するのはご存じでしょうか? より良い精子を作るために改善すべき生活習慣を4つ挙げるとすると、次のようになります。 ①過度のアルコール摂取 ②喫煙 ③密着する下…
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精子力の「低下」「老化」の原因と防ぐポイント
精子力とは、「精子の次世代をつくっていく能力」のことを指す造語です。妊娠するためには、精子力が高いことに越したことはないと思います。しかし、加齢と共に体力が落ちてくるように、精子力も落ちてきます。こ…
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精子を作れるのか、作れないのか…それが問題だ
男性不妊症の原因については多岐にわたることが知られています。平成26年度に全国39施設での男性不妊症患者7253名を対象に調査が行われました。その結果、男性不妊症の原因の1位は造精機能障害(82・4…
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1年以上子供ができなければ「不妊症」 原因の半分は男性
「子供は授かりもの、普通に夫婦生活を営んでいれば子宝に恵まれる」ーー大抵の夫婦はそう思っています。ですから、結婚して1年過ぎても子供ができなかったとしても「単にタイミングが悪いだけ。その気になれば子供…