一生見える目をつくる
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円錐角膜(1)角膜変形で視力低下…乱視と間違われやすい
「円錐角膜」という目の病気をご存じでしょうか。主に思春期から青年期にかけて発症し、角膜が徐々に変形して視力が低下する病気です。 多くは両目に起こりますが、片方の目のみに発症する人もいます。原因…
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ドライアイ(3)まばたきを意識して行うことが予防策になる
涙腺から出る水と、マイボーム腺から出る脂分のミックスでできているのが、涙。それらが「良い具合」に混合したものが「良い涙」ということになります。水と脂分、どちらの割合が多くても、目の表面をうまく覆えな…
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シャワーを目に当てると「疲れ目」が改善される?
42度のシャワーを閉じた目に当てると、視力が回復し、目の疲れが改善される──? 前回に続きドライアイを取り上げる予定でしたが、先日こんなネタがSNSで話題になっていたので、眼科医としてお話し…
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ドライアイ(2)涙が出ていても要注意…目の健康を守る涙とは別もの
ドライアイの主な症状は、疲れ目、目の乾き、異物感です。これらは、涙の量が少なくなったり、涙の質のバランスが崩れて、目の表面に涙が均等に行きわたらなくなることが原因で起こります。 現代は、パソ…
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ドライアイ(1)今すぐできるセルフチェック法
この連載でも度々登場している「ドライアイ」という言葉。いまや深刻な現代病のひとつとなっています。今回は改めてドライアイについてお話をしていきたいと思います。 「ドライアイぐらいたいしたことない…
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日本人に「一重まぶた」が多い理由…内部の脂肪組織が多い
日本人にはなぜ一重まぶたが多いのですか──。そんな質問をされたことがあります。割合でいうなら、日本人の中で一重まぶたの人は7割、二重まぶたは3割といわれています。 なぜ一重が多いのか。日本人…
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加齢黄斑変性(6)眼球を守るには「サングラス」が必須
欧米では失明原因のトップとなっている加齢黄斑変性。日本では比較的患者が少ない病気だったはずが、昨今右肩上がりで患者数が増えています。なぜか。それは、日本人のライフスタイルの変化、食生活の欧米化、光障…
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加齢黄斑変性(5)サプリを選ぶなら「フリー体ルテイン」を
「ルテイン」と「ゼアキサンチン」のサプリメント。「予防の段階で積極的に摂取すると、明らかに加齢黄斑変性の発症率が低下する」という臨床研究のデータがあります。今回はルテインのサプリの選び方のコツについて…
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加齢黄斑変性(4)ルテインとゼアキサンチンで進行リスク26%減
加齢黄斑変性とサプリメントの話を続けます。2001年の大規模な臨床実験で「予防の段階でルテインとゼアキサンチンを積極的に摂取すると、明らかに加齢黄斑変性の発症率が低下する」というデータが報告されまし…
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加齢黄斑変性(3)緑黄色野菜に多い「ルテイン」で発症率が低下する
加齢黄斑変性の進行抑制や予防に効果が期待できる──。そういわれているサプリメントについてお話ししたいと思います。 2001年、アメリカで大規模なサプリメントの臨床試験が行われました。この結果…
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加齢黄斑変性(2)視野の真ん中が波打って見えたら躊躇なく眼科へ
目の奥、眼底部分にある黄斑が何らかの原因でダメージを受けて起こる病気、加齢黄斑変性には、萎縮型と滲出(しんしゅつ)型の2種類があります。 まずはドライ型と呼ばれることもある、萎縮型について説…
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加齢黄斑変性(1)日本人で右肩上がりに急増する3つの理由
「加齢黄斑変性」という目の病気をご存じでしょうか。簡単に説明すると、目の網膜にある「黄斑」に何らかの原因で障害が起こり、視野の真ん中が見えにくくなる病気です。その名の通り老化が原因のひとつであるとされ…
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日焼け対策をしているのに日焼けをしていく意外な理由
あるテレビ番組で、紫外線に関してのアンケート結果が紹介されていました。それによると「肌を紫外線から守ることを意識している人は70%超え。一方で、目を紫外線から守ることを意識している人は50%に満たな…
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「まぶしさ」を放置してはいけない…偏光レンズのサングラスがおすすめ
目の寿命を少しでも長くするためには、日々小さな努力を積み重ねることが大切になります。 「まぶしさ」を放置しないというのも、そのひとつ。そこで私がみなさんへお勧めしたいのが、UVカットと反射光…
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熱中症の経験者は「白内障」のリスクが3~4倍高くなる
最近、白内障に紫外線が関係していることがわかってきました。金沢医科大学眼科学講座主任教授の佐々木洋医師らは、世界各地で紫外線の被曝量と白内障リスクの関連について調査し、発表をしています。 そ…
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紫外線をよく浴びる人によく見られる目の病気「翼状片」
季節を問わず日中、屋外での活動が多い方によく見られる目の病気が「翼状片」です。 主な原因は紫外線の暴露です。目も紫外線によって「日焼け」します。黒目は「雪目」のように目の表面にキズがつきます…
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強い紫外線は目にダメージを与える…瞼裂斑につながる危険
6月中旬から異例の猛暑となり、早くも夏バテ気味な人も多いのではないでしょうか。夏バテというと、先日知人からこんな連絡がありました。「ある情報番組で『目の夏バテ』という特集があったけど、見ましたか?」…
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糖尿病性網膜症で眼科医が非常に危機感を覚える所見がある
日本人の失明原因第2位の「糖尿病性網膜症」には「単純性」と「増殖性」の2つの段階があり、「増殖性」へ進行すると失明のリスクが高まります。 単純性の患者さんに眼底検査を行うと、正常な眼底と比べ…
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糖尿病性網膜症は一定ラインを超えると進行を止められない
糖尿病の3大合併症のひとつである「糖尿病性網膜症」。糖尿病が関係しているので、治療は、血糖コントロールが必須です。その上で、眼科での治療は、主にレーザー光線を使った「網膜光凝固」がメインとなります。…
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やたらと光をまぶしく感じるようになったら、すぐに眼底検査を
糖尿病の3大合併症のひとつに数えられる「糖尿病性網膜症」。糖尿病は「サイレントキラー」とも呼ばれるように自覚症状がないため、放置された状態のまま気づかないうちに病気が進みます。そして、ある日突然、体…
