酒もプロ…須藤元気が利き酒師とソムリエ資格取ったワケ
また、ソムリエの資格を取ろうと思ったのは去年の春、鹿児島に行った時です。「富乃宝山」の西酒造の社長さんに連れていっていただいたワインバーで、「ロマネコンティ」をごちそうになったのですが、当時の僕の舌では本当のおいしさが分からなかった。せっかくのご厚意なのに、率直に言って僕の経験不足。その時に「知識があって飲むのと知らないで飲むのとではまったく味わいが違う」と改めて思い、「よし、勉強しよう」と。
それでワインスクールに何度か通い、コミック「神の雫」を全巻買い揃えたのですが、それだけでは分からないことばかり。懇意にしている亀戸の「はせがわ酒店」の社長さんやワインに詳しい方々が口を揃えておっしゃるには「ワインは数だよ」。さまざまなワインをテイスティングして「舌で覚えなさい」「自分なりの感覚を磨きなさい」との意味です。
僕の事務所が入居するビルのはす向かいにワインバーがあるので、そこのソムリエに教えてもらいながら、とっかえひっかえ結構飲みましたね。その甲斐あって半年後には全日本ソムリエ連盟の「ワイン品質鑑定士」の資格が取得できました。