アシカ毛筆特訓まで紹介 NHKが新元号特集で「安」推しの謎
「ひょっとして何らかのプロパガンダなの!?」――。「新元号」発表まで残り1カ月となったタイミングで放送されたNHKの先週1日のニュース内容に、驚かれた方も多いのではないか。
夜7時の「ニュース7」では、静岡・沼津市の水族館で筆を口にくわえて文字を書くアシカを紹介。書道歴16年のグリル(19=メス)が、ネットなどで予想される新元号を書く特訓の様子を伝えた。注目はグリルが筆で書いた2文字。写真の通り「安久」だった。
この日、NHKは午前10時台の「くらし☆解説」でも、新元号を特集。年代物ワインのネット販売会社が特設サイトで募集した新元号予想のランキングを取り上げたが、グリルが書いた1位の安久以下、安永、栄安、安始、安明、安栄、永安と、7位まで「安」が付く2文字がズラリ。
「『安』という字が入っているものが多いですね」と驚く司会の岩渕梢アナに、政治部出身の増田剛解説委員は「平成は災害が多かった時代ですから、安全・安心な生活を望む人が多いのかも知れませんね」と分析してみせたが、この台本丸出しの展開はいかがなものか。