お笑い界 偉人・奇人・変人伝
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声優・神谷明さんは語った「そのキャラクターになりきって演じきって命を与えないと」
初めてお会いしたのは1998年の元旦。お笑い特番のクイズコーナーで出題者として大阪に来ていただいた時でした。「声優さん」ということしか知らず、調べてみると、高校時代に夢中になって見ていた「ドカベン」…
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氷川きよしさんの好青年ぶりにトミーズ雅くんもスタジオの観覧席からも大喝采が
氷川さんと初めてお会いしたのは「箱根八里の半次郎」が大ヒットし、「演歌界のプリンス」「おばさまたちのアイドル」と呼ばれ始めた頃でした。会ってみるとテレビで見る以上の好青年でした! 楽屋に入っ…
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水野晴郎さんは打ち合わせの段階から、映画を語ることの“喜び”や“うれしさ”に満ちあふれていた
「いやぁ~映画って本当にいいもんですね~」の決めゼリフでおなじみだった、映画評論家の水野晴郎さんに初めてお会いしたのは30年近くも前のことでしょうか。「水曜ロードショー(後に金曜ロードショーに移動)」…
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デーブ・スペクターさんとは非常に仕事がしやすい テレビ番組のゲストでも全体を俯瞰しているから
デーブさんとは20年前から何回かトーク番組のゲストでお世話になりました。当時はまだ変な外国人タレントのイメージでしたが、驚くほど上品な方でした。 バラエティー番組で見る姿とは違い、日本人以上…
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急逝した桂雀々さんの思い出…「笑いの神様」に守られた“持ってる人”だった
「じゃくさん」「ぽんちゃん」と呼び合う仕事仲間で、テレビやラジオで15年ほどお世話になっていました。会うたびに「ゆっくり飯食いましょうな」「行きましょう行きましょう」と口約束をしたまま、昨年の11月に…
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かまいたち「新春!爆笑ヒットパレード」のMCに抜擢 先の読めない生番組が一番力を発揮できる場なのだ
元日恒例の「新春!爆笑ヒットパレード」(フジテレビ系)で15年続いたナインティナインに代わって総合MCに抜擢されたことは話題になりました。 番組冒頭で過去のMCとしてコント55号から始まって…
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バッテリィズ M-1グランプリ準優勝で令和ロマン以上に脚光浴びるも、伸びしろはまだまだある
「M-1グランプリ2024」で、2連覇した令和ロマン以上に今回脚光を浴びているバッテリィズ。私もM-1でテレビ審査員でしたが、1本目の「偉人の名言」には最高点の95点をつけました。 2人は大阪…
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菅井きんさん 終始照れながら話す姿の奥に潜む底知れぬ“凄み”を感じた
ドラマ「必殺シリーズ」で藤田まことさんの“ムコ殿”をいびる姑役で存在感を発揮された菅井きんさん。あの決まり文句「ムコ殿」をどういう言い方にすれば、よりイヤミに聞こえるかいろんな言い方を研究され、藤田…
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藤原喜明さんは雑談では柔和な顔でも、プロレスの話になると瞬時に鋭い視線に
「藤原組長」「生涯現役レスラー」「関節技の鬼」と呼ばれていた藤原喜明さんは、リングと同じように、スタッフ全員に直立不動で頭を小さく下げて挨拶されました。 プロレスの中でも藤原さんファンなので、…
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松村邦洋さん「デブにカレーは飲み物ですから…」で感じた「出すぎず、抑えすぎず」の妙
放送作家の高田文夫さんの笑い方のモノマネ「バウバウ」で一躍注目を集めた松村さん。お仕事させていただくといつも「気持ちがいい」「またご一緒したい」という気持ちになりました。 また学生時代からモ…
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竹脇無我さんには「絵になる人は何をやっても絵になるんだなぁ」と思った
お会いしたのは20年以上も前。8年間もの闘病生活を終えられて復帰された後でしたが、テレビで見ていた頃と変わらずダンディーで、腰が低く人当たりの優しい、本当にすてきな方でした。 本番前の打ち合…
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石田靖は常に全力投球 熱意に押された先輩が「よっしゃ!石田の気の済むまでやろ!」と
「探偵!ナイトスクープ」「開運!なんでも鑑定団」などでもおなじみの、石田靖くんは京都産業大学在学中にオーディションに合格して吉本に所属しました。今ではNSCに入学する人がほとんどですが、オーディション…
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吉田裕はホントに「芝居バカ」 アドリブから生まれた“乳首ドリル”は実は努力の賜物
吉本新喜劇の座長のひとり吉田裕くんは、友近らと同じNSC大阪23期生。当時は「漫才コース」とは別に「新喜劇コース」がありましたが、吉田くんは友人と共に「漫才コース」へ入学。卒業後、何度かの結成・解散…
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河村たかしさん国政に復帰 今も強く印象に残っていること
先の衆議院議員選挙で15年ぶりに国政に復帰された河村たかしさん。私が構成を担当していた朝のワイドショー「痛快!エブリデイ」(関西テレビ)で10年近く国会議員として出演していただいていました。 …
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西郷輝彦さんに感じた爽やかさ “いい人オーラ”あふれるから人気が続いたのだ
歌手として俳優として大活躍された「元祖御三家」のおひとり西郷輝彦さん。 お会いした当時、西郷さんは50代になられていたと思いますが、押しも押されもせぬ大スターが驚くほど物腰もやわらかく、渋み…
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橋幸夫は暴漢に襲われた恐怖のエピソードも「冷静沈着」に振り返られた
「元祖御三家」の長男格、80歳を越えた今も精力的にコンサートでその歌声を聞かせてくださっている橋さん。80年代初頭の漫才ブームでは、ザ・ぼんちのおさむさんがネタの中で橋さんのものまねをされていて、「あ…
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舟木一夫さんのファンを大切にする人柄と、噛みしめるような一言一言に「達観」を感じた
「元祖御三家」「万年青年」、79歳の現在も変わらぬ歌声を聴かせてくださる舟木一夫さん。60代半ばの私には文字通り「憧れのスター」です。 そんな舟木さんにお会いしたのは20年以上前のテレビのトー…
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小林すすむさんは「他人を思いやることが一番」の人 だからドラマのオファーが絶えないのだ
今やドラマ「踊る大捜査線」の中西係長役で知られる、小林すすむさん。私のような60代の者にはお笑いトリオ「ヒップアップ」のメンバーとしてのほうが認知度は高いと思います。 スーさん(小林さん)と…
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長与千種が宿敵ダンプ松本について言葉少なに語り…かえって“深い関係性”を感じた
ネット配信ドラマ「極悪女王」で悪役女子プロレスラーぶりを演じるゆりやんレトリィバァが話題です。主人公のダンプ松本さんと同期で親友で宿敵でもあった長与千種さんとは引退から数年後にテレビの深夜放送で半年…
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私だけが知る「アイドル三田寛子」の“真の姿”…それは約40年前のイベントでの出来事
現在は「梨園のゴッドマザー」として知られる三田寛子さん。デビュー当時はほんとにかわいい“女の子”でした。 「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の「寛子のおかし大好き」のコーナーで、おっとりした…