GW明けには“収録在庫0”に…テレビ業界を襲う倒産ラッシュ
テレビ各局も「緊急事態宣言」だ。新型コロナウイルス騒動の終息のメドが全く立たないなか、今後の経営方針を巡りテレビ局幹部らが真剣に頭を抱え始めている。
「STAY HOME」のスローガンの下、政府の緊急事態宣言を受け番組視聴率は、右肩上がりを続けているが、皮肉にもゴールデンウイーク(GW)明けには新たに収録した番組が0本になる可能性が浮上しているのだ。
「NHKが早々に大河ドラマ『麒麟がくる』や連続テレビ小説『エール』の収録中止を発表したのを皮切りに、日本テレビやTBS、テレビ朝日、フジテレビも最低2~3週間はバラエティー番組やドラマなどで新たな収録を中止することを発表した。現在、テレビの生放送以外で流れているコンテンツはすべて今年の1~3月初旬に撮りだめた分なんです。このペースで消化し、収録が再開されない場合はGW明けにも新撮分のコンテンツは0本になってしまう」(キー局編成関係者)
■制作会社、地方局、芸能プロダクション
気付けば過去にどこかで見たようなドラマやバラエティー番組であふれかえっている事態になる。こうした結果、一斉にテレビ界に発生するのが負の連鎖だという。