互いに「不良」の優しさを知る 有吉弘行と蛭子能収の同族意識
「随分、真人間になりましたね。あんな不良だったオジサンが(笑い)」(有吉弘行/テレビ朝日「有吉クイズ」10月11日放送)
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有吉弘行が「会いたい人物」として対面したのは、蛭子能収(74)だった。昨年7月9日放送の「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京)でレビー小体病とアルツハイマーの合併症であることが判明。公表後、テレビ出演がほとんどなくなってしまっていた。
以前から有吉は「ご本人とご家族がOKなら、出るっていうわけにはいかないのかね?」「蛭子さん、まだまだ働きたいだろうし。また、ご一緒したい」(テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」20年7月17日)と語っていた。それを有言実行した形だ。
今では麻雀もパチンコもやっていないと語り、妻と2人で自然を見てると楽しいと言う蛭子に、有吉が放った一言を今週は取り上げたい。
そもそも、蛭子が認知症を公表したのは「そういうのを秘密にするのもおかしな話だし、隠し事は好きじゃない」(NHK「あさイチ」21年9月21日)という思いからだった。もっとも、隣にいる妻からは「ギャンブルの負けた金額は少なめ申告や、言わなかったりするのは毎日あったので、隠し事は多かった」とツッコまれるのだが。