綾野剛「アバランチ」巧妙フラグで考察好きを取り込み…高まる“シーズン2”の期待
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「僕もチームで悪をこらしめる“ハングマン”が好きだったので、既視感も含めて楽しく見ています。ちょっとネタバレになりますが……」と前置きして、こう続ける。
「序盤を見て〈アバランチのメンバーの誰かが死ぬことになるな〉と思っていたら、6日放送の第8話で田中要さん演じる“ウチさん”が……そのウチさんが第4話で『仲間っていいよな』って話すシーンがあるのですが、その時点で“フラグ”が立っていたんですね。『アバランチ』では他にもたくさんフラグが立っていて、〈やっぱりね〉と思ったりもするんですが、それでもちゃんと毎回ドキドキさせてくれるのは、スタッフや演者さんの力量でしょう」
第8話では、初回で死んだはずの藤田(駿河太郎)も登場。綾野演じる羽生の先輩であり、木村佳乃(45)演じる山守の婚約者だ。藤田はなぜ生きていたのか? 渡部篤郎(53)が演じるラスボス感満載の大山以上の倒すべき敵はいるのか? 残り2話だ。
「結末やラスボスはある程度、想像していますが、アバランチのメンバーのキャラクターの立て方が良かったから、続編ができそうな終わり方にしてほしいですね。このテイストなら、あと2、3シーズンは見てみたい。そう思うのは、僕が“昭和おじさん”だからでしょうか」と前出の亀井氏は笑う。